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今まで間違っていたかも…。プロに聞いた“正しいメイク落とし”とは?

2015.03.26

春は"三寒四温"と言われるように連日激しい気温差が続いたり、強風・花粉などの刺激も多く、肌がダメージを受けやすい季節。「いつもよりも肌がピリピリしている気がする......」など、肌の不調を感じる方も多いようです。
その原因は、実は"落とすケア"がきちんとできていないからかもしれません。
落とすケアには、クレンジングと洗顔があります。クレンジングは、メイクを落とすこと、洗顔は肌に付着したホコリや余分な皮脂などの様々な汚れを落とすことです。

そこで今回は、スキンケアのプロであるコーセープロビジョンの米肌 ビューティープロデューサー・宇都宮己良子さんに、正しいクレンジング選びや、クレンジング方法を伺いました。

クレンジングの注意点=摩擦を起こさないこと

まず正しいクレンジングの基本の"き"ですが、クレンジングアイテムの規定の使用量を守って使っていただきたいですね。当たり前のことのようですが、意外と規定量よりも少ない量を無理に伸ばしている方が多いな、と感じています。

規定量より少ない量しかつけないとどのようなことが起きるのでしょうか?
それは、クレンジングのたびに、肌に摩擦が起きてしまいます。規定量を守ることは、摩擦を起こさせないための大前提ですね。

また、クレンジング時に摩擦をしている間は、汚れとなじみません。正しい量を肌に伸ばして指をくるくると動かしてなじませることで、汚れを巻き込むことができるのです。"やさしく、丁寧に汚れを落とす"ことを意識してくださいね。

焦りは禁物! クレンジングこそ、順を追って丁寧に

「顔のどの部分から、クレンジングをしていけば良いのでしょうか?」というご質問をいただくことがあります。これは、お好みでかまいませんが、順番を決めてなじませることで、落とし残しを防ぐことができます。
小鼻の黒ずみの部分など、ご自身で気になるところは、少し力を入れるとより取れるのは事実です。"押している"という感覚があればそれは力の入れすぎですので、注意してくださいね。

また、アイメイクからなじませてしまうと、周りが見えないという状況もあり、ほかの部分のクレンジングが雑になってしまうことが多いようです。そこで、アイメイクは最後に落とすようにすると、まんべんなくクレンジング剤をなじませることができます。

クレンジング終了のサイン=乳化とは?

クレンジング終了の合図は、乳化したときですね。乳化のタイミングは製品によって違うので、説明書を確認していただきたいのですが、テクスチャーが変わる瞬間を感じたら、それが乳化の合図。汚れが浮き上がったサインですね。

ミルクやクリームタイプのクレンジング剤は、手が軽くなる瞬間があるのが一般的で、オイルタイプは重くなることもあります。一概にどのように変わるかは決まっていませんが、汚れを巻き込んで"変わる"瞬間は、どのクレンジング剤にもあります。

また、"ぬれた手では使えない"タイプは、水とクレンジング剤が混ざるとテクスチャーが大きく変化することがあります。すると、クレンジングの終了目安が判断しづらくなるので、使用上の注意は守ってお使いくださいね。

自分にとって最高のクレンジング剤を選ぶコツ

クレンジングアイテムには、様々な成分やテクスチャーのものがあります。図のように、一般的に、オイルタイプの洗浄力が最も強く、クリーム、ミルク・ジェルと洗浄力が穏やかになっていき、ウォータータイプが最も低い洗浄力となります。

しかし、ウォータータイプは、洗浄力こそ低いものの、落とすときにコットンでふき取るという作業をするため、肌をこする刺激が心配です。

そこで、普段はオイルタイプ、乾燥が気になる季節はクリームタイプ、軽めのメイクのときにはミルクやジェルタイプ、時短ケアをしたいときに時々ふきとりのローションタイプを使うなど、T.P.Oに合わせた選び方をするのがおすすめです。

さらに、まつ毛エクステンションをしている方は基本的にはオイルタイプのクレンジング剤が使用できないのですが、最近はまつ毛エクステンションのグルー(糊)を溶かさない成分で作られたオイルクレンジングも人気となっています。
そのクレンジングとは「澄肌クレンジングオイル」。落ちにくいメイクや酸化皮脂にもすぐになじみ、毛穴の汚れをスッキリさせてくれます。また、米胚芽油などの厳選された美容成分により、しっとりお肌に。ぬれた手でも使えるので便利です。
自分に合ったタイプを選ぶことで、さらに快適なクレンジングタイムを過ごすことができそうですね。

ひと手間でOK! 美肌に近づくメイク落としテクニック

また、自分の肌タイプは1年中同じではありません。同じ人でも、季節や体調、その日のスケジュール、食生活や睡眠の質、ストレスの有無などにより、肌の状態は刻々と変化しています。以前カウンターで普通肌と言われたという人でも、季節の代わり目などには敏感肌に近づいていることもあります。
そこで、毎日、肌の状態が変わっているということを意識していただきたいですね。

おすすめのクレンジング方法は、手や顔を温めてからクレンジングすること。肌へのなじみがより良くなります。
また、メイクをしたままホットタオルを顔にのせて数分置いた後、毛穴が開いて肌がやわらかくなった状態でクレンジングをすると汚れが格段に落ちやすくなりますし、肌への負担を減らすことができますよ。

<まつ毛エクステンションをしてても使えるオイルクレンジング「澄肌クレンジングオイル」とは?>



毎日のメイク以外にも、ホコリや花粉が付着しやすいのが春の肌。そこで1日の終わりには、しっかりと汚れを落としきることが大切です。
宇都宮さんのテクニックを参考に、クレンジングは肌に負担をかけないように、ソフトタッチで行うことで美肌に近づきましょう!

米肌 ビューティープロデューサー・宇都宮己良子

1995年、伊勢丹 新宿店のコーセー ショップマネージャーに就任するとともに、新宿地区の百貨店のフィールドチーフも兼任。 その後コーセー本社 美容教育グループ コスメデコルテ担当を経て、国際部へ異動。インターナショナルビューティーエキスパートとして、国内外で美容責任者の教育に携わる。 台湾、香港をはじめとするアジア8ヵ国とイタリアを担当し、様々な季節や環境に合わせた美容提案を行い、またサロンやイベントでも活躍してきた。 現在は米肌のビューティープロデューサーとして、使用方法の提案やコールセンターのスタッフ教育に尽力している。

Text:Yuki Ishihara