Hair & Make ヘア・メイク

キーワードは“湿度のある女”!?夏らしさ全開のツヤメイク

2015.06.23

夏はメイクが汗や皮脂で崩れがちな季節ですが、本来なら色選びやテクニックでフレッシュな表情をキープしたいもの。ほんの少しだけでも、いつもの自分のメイクにトレンドをプラスすると、美人度が上がりますよね。

そこで今回は、コーセーのメイクアップアーティスト・石井 勲さんに、2015年の夏メイクのトレンドと、ほんのり色っぽくツヤ感のある、夏にぴったりなメイクテクニックを伺いました。

夏メイクのトレンドは、リラックスしたピュア感

メイクのトレンドは、時代背景に大きくリンクしていると言っても良いでしょう。今は便利な世の中ですが、そのぶんSNSでのやり取りなどに疲れてしまい、「リラックスしたい」、「肩の力を抜きたい」といった気持ちが、存分に表れていると思いますね。
ファッションも、デニムやオールホワイトのコーディネート、ギンガムチェック、ガウチョパンツやミモレ丈スカートなど、カジュアルな気分が高まっています。
それに合わせ、メイクもリラックスモードになっているのは頷けますね。決まりすぎない感じや、抜け感が求められているのでしょう。

そのような状況を踏まえ、メイクのキーワードは、引き続き「ツヤ感」が全開です。そしてツヤと言っても、人工的なパールのツヤではなく、ナチュラルでフレッシュなツヤ感が特徴。そのうえで、大人の女性の色っぽさを表現してほしいと思います。これは、ベースメイクからリップやチークなど、すべてに言えますね。

"薄膜"ベースメイクでヘルシーな肌作りを

「塗りすぎは、崩れやすい」というのは、夏メイクのお約束でもあります。そこで、ベースメイクではとくに、薄く塗りのばすことを心がけましょう。

様々なアイテムを塗り重ねるより、スキンケアとベースメイクの2ステップで十分だと思います。ただ肌を保湿することは意識してくださいね。ベタつきが気にならず、肌の奥に潤いを閉じ込める効果のあるジェルクリームなどで保湿をした後、肌のトーンを調整する紫外線防止効果入りのCCクリームを指で薄く塗り伸ばすと、簡単にナチュラルな肌になれます。
そして、何もつけていないスポンジを指に挟み、小鼻の横や額など、余分な皮脂が浮きやすい箇所を中心に、叩き込むように密着させましょう。指のスジムラも目立たなくなり、より素肌感を強調できますよ。

フェイスパウダーを最後につけてもかまいませんが、ここでも量をつけすぎるとツヤよりマットな肌になってしまうので、ほんのり薄くはたくことがポイント。「あえてのお粉レス」と考え、CCクリームなどで1枚の薄い膜を肌にかけたようなイメージにとどめ、素肌感を活かしていただきたいですね。

<ご紹介商品>
肌潤ジェルクリーム
澄肌CCクリーム

アイメイクは抜け感がポイント。高い位置に視線を集中させて

では、それぞれのパーツごとに、今年のピュアな夏顔を演出するメイクをみていきましょう。
最大のポイントとなるアイメイクは、強い印象を演出するよりも、癒しややさしさをテーマにするのがポイント。30~40代くらいであれば、目もとなど顔の高い位置に印象をもってくると、シワやたるみを感じさせない、若くイキイキとした印象に見せることができます。

アイシャドウは、オフィスではベージュ系、ブラウン系などの肌なじみの良い色を、休日には、グリーン系のアイシャドウなどに変え、色で遊ぶのがおすすめです。仕事の日も休みの日にも、鮮やかに発色させすぎず、ニュアンスを感じさせる程度にとどめるとみずみずしさが表現できますよ。

通常のアイメイクの基本ステップは、アイシャドウの薄い色からグラデーションをつくってまぶたにのせた後、アイライナーを使って目もとを引き締めることが多いと思いますが、この夏、おすすめしたいのは、はじめにアイライナーを使うこと。
まぶたに派手なカラーをのせないぶん、ラインで勝負してほしいですね。ただ、黒でキャッツアイのような跳ね上げラインや、たれ目ラインを描くのは、夏には重い印象です。
そこでおすすめなのが、ブラウンのぼかしライン。茶色のアイライナーを上まぶたのキワに沿って囲み、下まぶたの目じり1/3にも同じようにラインをいれます。これでさりげなく目もとを強調できます。

マスカラは、まつ毛が扇状にセパレートになるようつけると、涼しげに見えます。つけすぎてダマになるとヘルシーなイメージではなくなるので、注意してくださいね。
眉は、引き続き太く、やわらかなイメージトレンドが続いていますね。ライトブラウンやブラウンパウダーで全体をふわっと描き、眉尻だけにリキッドラインでツヤやかさを足すのがポイントです。リキッドラインは汗や皮脂で落ちにくいので、その点も夏メイクにぴったりですよ。

チークとリップは、ピュアな血色感や質感を意識しよう

チークは、色味を目立たせて主張するより、質感を重視しましょう。頬の高めの位置に丸くのせると、光が当たったときにツヤっぽく見えます。
チークの色選びは、自分の肌にでてくる血色に近い色味を使うのがポイント。指先を軽く押さえたとき、浮き上がってくる色味が自分の肌色になじみのある色と言われているので、色選びに迷ったらぜひ試してみてくださいね。クリームや練りタイプのチークもナチュラルなのに色っぽいイメージになるのでおすすめです。

リップアイテムは、ツヤに重点を置いた選び方がベスト。口紅もグロスもラメなどのギラギラしたものは控え、透け感のあるオレンジ系のカラーなどが望ましいでしょう。


いかがでしたか?
ベースメイクは素肌を活かしたツヤ肌に、ポイントメイクはナチュラルさと質感を意識し、顔の高い位置を強調することで、頑張りすぎていないのにどこか色っぽい、大人の余裕を感じさせるような表情をつくることができます。
夏本番を迎える前にツヤ感を上げるメイクをマスターして、魅力的な夏顔を演出してくださいね。

今回使用した化粧品:左から 米肌澄肌CCクリーム、米肌肌潤ジェルクリーム、FASIOパーフェクトウィンク アイズBE-4、FASIOパーフェクトウィンク アイズGR-7、FASIOイージー グラデチークPK-2、FASIOバーム ルージュOR230、FASIOクイックドライ ジェルライナーBK001、BR300

コーセーメイクアップアーティスト 石井勲

繊細なテクニックとソフトなトークが持ち味のメイクアップアーティスト。
プロの視点から冷静に分析する個性に合わせたメイクアップアドバイスには定評がある。メイクアップブランドのスチール、ムービー及びシーズン毎のメイクアップデザインを手がけ、雑誌撮影、ファションショー、著名タレントのメイクアップ他、ポスター撮影、CM制作のフェイスクリエイトにも多数参画。最近ではシンクロナイズドスイミング日本代表メイク監修やフィギュアスケートのメイクアップなど、日本を代表するスポーツ選手の支援にも幅広く関わる。 各種イベントやショーのメイクアップ講師、美容セミナー講師を勤める一方、海外メディアからも多数依頼を受けるなど、国内外において幅広く活躍している。

http://www.kose.co.jp/jp/ja/specialist/specialist_01

Text:Yuki Ishihara