寂しく見えやすいショートヘア!ふんわりさせる簡単スタイリング術

ショートヘアは乾かしやすいし、扱いもラクだけど、「ペタンとしやすい」「スタイリングが決まらない」と思っていませんか? ペタンとしがちな髪をボリュームアップするドライ&スタイリング方法を人気ヘアサロン「ANTI」のRIKUSHIさんが伝授します。
髪にボリュームがないと老けて見える!

30~40代になると、髪にボリュームがなくなったと感じることがありませんか? 原因はさまざまですが、もしかすると加齢によって髪が衰えているのかもしれません。髪1本1本にコシがなくなったり細くなったりすることで、全体的にボリュームがなくなってしまうのです。特にショートヘアは、髪の全体量が少ない分、ペタンとした印象を与えやすいので要注意!
髪にボリュームがないと、なんだか寂しい印象を与えてしまいますし、老けて見えますよね。でも、逆を言えば、髪にふんわりとボリュームがあるだけで、若々しく華やかな印象にすることもできます。生活習慣を改善して髪質を変えるには時間がかかりますが、スタイリングの方法を変えるだけなら簡単。そこで、今すぐ、髪にふんわりとボリュームを出せるブロウ&スタイリング術をレクチャーします!
<ショートヘアをふんわりさせるポイント>
1.長さがない分、トップにボリュームを出すことが大事
2.スタイリング剤をつけすぎない
3.髪全体を根もとから立ち上げてエアリーに
根もとがふわっと立ち上がるスタイリング術

①髪を立ち上げるようにブラシでとかす
髪を乾かした後に、ふだんの毛流れと逆方向にブラシで髪をとかします。目の粗いブラシを使うのがポイント。こうすることで髪が根もとから立ち上がります。

②マジックカーラーを巻く
トップに3つ、前髪に3つを、縦に並べてマジックカーラーを巻きます。マジックカーラーは、髪を真上に引き上げると上手に巻けます。前髪は流したい方向と逆に髪を引き出して巻きましょう。そうすると、マジックカーラーを外したとき、流したい方向にきれいに流れます。

③温風→冷風で、ふんわりをキープ
マジックカーラーを巻いたまま、ドライヤーで温風を20秒くらい当てます。その後、冷風に切り替えて同じく20秒くらい当てます。

④手ぐしでなじませる
マジックカーラーを全て外して、カールを手ぐしで整えます。髪の根もとが立ち上がっているので、つぶさないように注意。根もとから髪を起こすようにしてふんわり感を残しながら、軽く抑えましょう。

⑤ハードワックスを表面にもみ込む
少量のハードワックスを手になじませて、髪の表面にくしゅっともみ込むようにつけてバランスを整えます。スタイリング剤をつけすぎると、せっかくのふんわり感が油分でつぶれてしまうので気をつけて。
<完成>


全体にボリュームがアップして華やかな印象に。ふわっとラフな動きがおしゃれな雰囲気です。根もとを立ち上げてふんわりとボリュームを出すと、頭の形まできれいに見えますね。
<取材協力>RIKUSHIさん
人気ヘアサロンANTIのスタイリスト。トレンドを取り入れながらも一人ひとりに合わせたスタイルを提案。ヘアケア、スタイリングについても詳しいので髪の悩みを相談するお客さんも多数。
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Photo:Kayo Takashima
Text:Yukari Shirai
