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頭皮の「かゆい」「ポツポツ」は乾燥のせい?正しいシャンプーで美髪へ

2019.02.12

冬から春にかけて、頭皮や生え際などがかゆかったり、ポツポツできものができたり、頭皮や髪がスッキリしないことも多いですよね。そんな頭皮、シャンプーの仕方が間違っているかも? 毎日の正しいシャンプーの仕方で、健やかな頭皮環境を整える方法を伺いました。

 

 

清潔感のない髪や、老化で衰えた髪は見た目の老け印象アップに直結

今回お話を伺ったのは、美髪アドバイザー、毛髪診断士、スカルプケアリストの田村マナさん。

「顔の印象の7割は髪で決まる」と言われるほど、髪は人の印象を大きく左右するものの、ヘアスタイル以上に大切なのが「髪の質」だといいます。

「枝毛やパサつきといったダメージは清潔感に影響してマイナス印象を与えますし、白髪やハリ・コシの低下といった老化による衰えは、見た目年齢を一気に上げます。ヘアスタイルが似合っているかどうか、も重要ではありますが、それ以上に重要視したいのが、髪を元気に、キレイにする、日々のケアです」(田村さん)。

 

 

頭皮のかゆみやブツブツできもの、トラブルを起こす頭皮はどうなってる?

頭皮がかゆい、ブツブツできものがあるときの主な原因
・地肌が乾燥している
・頭皮の毛穴の周りに皮脂詰まりや角栓ができている
・頭皮で皮脂が酸化している
・頭皮のバリア機能が弱っている
・皮膚常在菌が多くなっている

 

 

 

頭皮のトラブルとひとくくりに言っても、その状態は様々。髪、特に毛先などのダメージケアではなく、地肌ケアが先決です。シャンプーなど、毎日のベーシックなケアについて、今一度おさらいしましょう。

頭皮にいいシャンプーの選び方は?

・やさしくかつしっかり汚れを落とすもの
・頭皮ケアできるタイプ
・できればノンシリコン
・ダメージケアタイプではない


「地肌にトラブルがある場合、ダメージケアよりも頭皮のケアができるタイプを選びましょう。頭皮ケアの場合、シャンプーにはシリコンが入っている必要はありません。シリコンがダメで、ノンシリコンがいいか、というと一概に断言できるものではありませんが、シリコンは膜を貼り滑りを良くしたり静電気を抑えたりする成分として配合されているため、シリコンが多すぎる場合は汚れが落ちにくいことがあります。頭皮ケアを目的とすると、必ずしも必要な成分ではないのです」(田村さん)。

シャンプーはお肌に負担をかけずに、やさしくかつしっかりと汚れを落とす必要があり、髪の状態よりも頭皮の状態に合わせて選ぶのがいいそうです。これから生えてくる髪のために、土台を整える役割もあり、基本的には、顔のスキンケアと同様に頭皮の汚れをしっかり落とすことが、美髪への第一歩です。

 

 

頭皮にいいコンディショナーの選び方は?

・髪質のダメージ具合や理想の仕上がりで選ぶ
・ダメージから守ってしっかり補修できるもの
・シャンプーとコンディショナーを同ブランドにしなくてもOK


一方、コンディショナーやトリートメントは、髪質や理想の仕上がりで選ぶといいそう。というのも、髪は地肌とは異なり、細胞が死んでいるため、ダメージから髪を守り、日々しっかりと修復することがコンディショナーやトリートメントの役割です。

「自分の髪のダメージ具合に応じて選ぶといいですよ。無理にシャンプーとコンディショナーを同ブランドで揃えなくてもOKです」。

頭皮ケアのための、正しいシャンプー&トリートメント方法

◆シャンプー/マッサージするように頭皮の汚れを落とす!

【予洗い】38度のぬるま湯で1〜2分、地肌まで濡らす予洗いで毛穴を開かせます。予洗いが不十分だと汚れが残りやすく、髪や頭皮に負担がかかるのでしっかり行いましょう。

【1】シャンプー剤500円玉大ほどを手に取り、少量のぬるま湯を足して緩めてから頭皮に塗布します。耳の上から頭頂部に向かって、指の腹でマッサージするように下から上へ頭皮をやさしく「なで洗い」します。

 

 

【2】指の腹を頭皮に密着させて揉むように洗います。その際、爪を立てたり頭皮をこすったりせず、指の腹で地肌をぐっとつかんで、毛穴の皮脂を絞り出すように動かすのがポイント。帽子を被る部分を中心に2分程度かけて、もみ出し洗いをしましょう。イラストは手の甲の皮膚で行った力加減の見本です。ぐっとつかんでうごかす、皮膚が動く目安の力はこのくらいです。

 

 

【3】38度のぬるま湯で1分ぐらいかけてシャンプー剤が残らないようにしっかりとすすぎます。手のひらにお湯をためて地肌を洗いながらすすぎ、シャワーをかけながら「なで洗い」を行うなど、特に頭皮を丁寧にすすぎましょう。

 

 

◆トリートメント/毛先の傷みを中心にしっかり浸透ケア

【1】シャンプー後の髪に残った水分を軽く絞ります。そうすると、トリートメントが絡まりやすく浸透を高めます。引っ張ったり、擦ったりするのはNG。あくまでもやさしく。

 

 

【2】ダメージが強い毛先を中心に揉みこむように、髪全体に塗布します。トリートメントを手のひらで温めてから揉みこむように塗布すると、浸透力が高まります。量は使用方法を参考に、髪の長さに合わせて調整します。髪全体にトリートメントが行き渡ったら、すぐに洗い流さず3~5分程度浸透を促して。

 

 

【3】3~5分待ったら、トリートメントを洗い流します。頭皮に残らないようにシャンプーの時と同様、手のひらでお湯をためて、たっぷりのぬるま湯でしっかりと洗い流します。

 

 

頭皮・スペシャルケアQ&A

Q.カサカサやフケが気になります。
→オイルケアがおすすめ。椿オイルやホホバオイルなど天然のオイルを乾いた地肌にティースプーン1杯分やさしくすり込みます。10分ほど置いてシャンプーで洗い流せばしっとりします。

Q.ポツポツできものができちちゃったのですが...。
→頭皮ケア用ローションをコットンに含ませ、一日数回やさしくふきとって。できる限り、手で触ったりシャンプー時に強くこすらないように気を付けましょう。

Q.頭皮がかゆいんです!
→かゆみがある場合は強すぎるシャンプーやブラッシングは禁物。かゆいからと強く掻いたり、刺激を与えないように注意しましょう。まずは頭皮の汚れをやさしくしっかりと落とし、その後抗炎症作用のあるエッセンスなどでしっかりとケアしてください。
シャンプー後の濡れた髪は、かゆみの原因となるので地肌にもしっかりとドライヤーの風を通して乾かすのが◎。

Q.頭皮のマッサージは肌にもいいの?
→肌の透明感がアップしたり、血色がよくなるのでやってみて。お顔のたるみにも大変効果的です。

頭皮の毛穴が1mmたるむと顔は1cmたるむといわれています。頭皮マッサージすることで、ぐんと顔がリフトアップし目元もキュッと引き締まりますよ。(田村さん)

<取材協力>田村マナさん

美髪アドバイザー、毛髪診断士、スカルプケアリスト。国際線のCA時代に、機内の過酷な環境による髪のトラブルに悩み、同僚とオリジナル化粧品を開発して悩みを克服。その経験を元に、現在は美容メソッドの情報発信や商品開発など幅広く活動中。

 

 

 


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Text : Yuka Hanyuda
Illustration:Azusa Otsuka