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「潤う×香り」香りのエキスパートに直撃!毎日に潤いを与える“心に効く”香りのまとい方

2014.09.11

「日々の生活を変えることなく、ちょっぴり幸せになれる」-その作用が、香りにはあるはず。

不思議なもので、香りひとつで気分がリフレッシュしたり、疲れが吹き飛んだり、深い眠りにつけたり、そして楽しかった思い出が蘇ったり......。心地よい香りは、私たちに安心感や幸せをたくさん与えて、心を潤いで満たしてくれるものだと言ってよいでしょう。

日本にはまだまだ"香り文化"が根付いているとは言えませんが、少しずつ秋の深まりを感じるにつれて、香りの心地よさを感じはじめますよね。
この秋こそ、もっともっと香りを楽しみたくなりませんか?

そこで、今回は香りのエキスパートであるフレグランス商社&メーカーのフレグランスPRの七里洋子さんに、 香りのメカニズムや女子力の上がる香りのまとい方など、"香りのチカラ"についてインタビューしてきました。
七里さんのアドバイスを参考に、あなたらしい香りを見つけてみてくださいね。

香りのプロが教える、"女子力の高い"香りのまとい方って?

香りのプロが教える、

筆者:まず、香りはどのようにまとうのが正解なのですか?

七里さん:基本のつけ方としては、体温が高い太めの血管がある箇所につけると香りが増すのでおすすめです。実際、寒い冬にシトラス系のさっぱりした香りをつけても、香りがすぐに飛んでしまいませんか?
夏と冬、季節によって香りに変化をつけることをおすすめしています。暑い夏に甘~い香りをつけるとムッとした重い香りが広がってしまうので、私は控えるようにしていますね。逆に冬は思いっきり甘い香りをつけたくなりますが。

筆者:香りの使い分けですか。それは上級者かなと思っていたのですが、意外と香りの種類を変えるだけでも、だいぶ季節感がでてくるのですね。では、香りを体のどの部分につけると自然に香らせることができるのでしょうか?

七里さん:よく言われるのが手首や首筋ですが、さりげなく香らせるには下半身がおすすめです! 足首やひざの裏側、洋服を着る前に腰のあたりに吹きかけると良いですね。私もよくそのようにつけています。

筆者:魅力を引き出すつけ方はありますか?

七里さん:そうですね。女性ならスカートの裾、男性なら例えばネクタイあたりにつけると、動いた時にふわっとさりげなく香っていいですね。ハンカチに吹いて、バッグに入れて持ち歩くのも素敵ですよね。

筆者:では逆に、注意したほうがよいつけ方はありますか?

七里さん:汗をかきやすいところは避けたほうがよいです。特に夏は香りが変化しやすいので、気をつけてくださいね。あと、手首につける時に気をつけたいのは、噴射後に両手首をゴシゴシとこすりつける動作。香水売り場などでもよく見かけますが、香りのピラミッドを壊してしまうのでおすすめできません。ポンポンっと上から押さえるように両手首につけていただきたいですね。

香りの移り変わりのメカニズムと、香りタイプ別の使い分け方法

香りの移り変わりのメカニズムと、香りタイプ別の使い分け方法

筆者:"香りのピラミッド"は、どのようなものでしょうか? 香り立ちの変化について教えてください。

七里さん:香水は時間とともに香りが変わっていくので、ノートを3種類に分けていて、それをピラミッド型に表しています。
(それぞれの香水によって、変化する早さは変わりますが)最初の10分の香りが「トップノート」、20~30分ほど経過して香るのが「ミドルノート」、最後に香るのが「ラストノート(ベースノート)」と言います。「ラストノート」が一番長く香ります。

筆者:ラストノートが一番長く香るというのは、初耳という方も多いのでは?
では、ノートのほかに、オードパルファム、オードトワレ、コロン、ボディミストといったそれぞれの香りタイプのおすすめの使い分け方を教えていただけますか?

七里さん:個人的な意見ですが、オードパルファムはピシっと気合いを入れるようなシチュエーションやファッションのときにつけたくなりますね。パルファムは香りも一番しっかりつくので、自然と手に取りたくなります。トワレ/コロンは、生活のなかで一番使うことが多いですね。5~6時間香りが持続するパルファムに比べると、トワレ/コロンの持続時間は2~4時間くらいですので、オフィスのデスクに置いて、ランチ後につけ直すというのが日課です。
ボディミストは、1~2時間程度の香りの持続性なので、どちらかというと気分をリフレッシュしたい時にシュッと吹きかけます。香水とは違って、吹きかけるその瞬間の香りを楽しみますね。

意外と使いこなせない! ボディローションやボディミストの魅力

意外と使いこなせない! ボディローションやボディミストの魅力

筆者:ボディローションやボディミストのおすすめの使い方はありますか?
とくにボディミストは、手軽とはいえ意外と使いこなせていない方も多いように思います。筆者も実は使いこなせていないのですが......。

七里さん:ボディローションは、保湿成分などが入っていることが多いので、お風呂上がりに全身に吹きかけていますね。
ボディミストは、ローションに比べると機能性よりも香りに特化しています。香りの持続性が香水に比べて短い分、逆に一日で複数の香りを楽しめるところが良いところです。

筆者:わぁ! 今まで、1日に複数の香りを楽しむという選択肢はありませんでした。そう考えると、オフィスに数本置いて時間によって色々な香りを楽しむ、なんていうのは心の潤いをアップさせるのにぴったりですね!

七里さん:「デスクワークが憂鬱だな」......などと感じている方には、ぜひおすすめさせていただきたいです。例えば、午前は爽やかなシトラス系、午後はちょっと甘めのフローラル、夜寝る前にはリラックスできるラベンダーなど、時間によって香りに変化をつけると、リフレッシュできますよ。

筆者:ボディミストは、香りがきつくないので、お部屋でのくつろぎタイムにもぴったりですよね。

七里さん:みなさん、ボディミストは枕元に吹きかけたり、お部屋の中にふりまいたりと色々な使い方をなさっているようです。

筆者:1日に何度も香りを楽しめるなんて、すごく満たされた気持ちになりそう! ボディミストは、香水に比べると安価なので、普段使わないような香りにも挑戦しやすいですよね。サイズも色々ありますし、例えばコンビニなどにも置いてある『ボディファンタジー』の50mLサイズのミストなどは、450円で買えるのでお試し感覚で購入できます。いつもと違う香りにもトライしやすいですしね。

秋の香りのトレンドは"ホワイトフラワー"の香り!

筆者:色々と香りのイロハやおすすめポイントについて教えていただきました。では、どのような香りが、秋にかけての香りのトレンドになるのでしょうか?

七里さん:お花の香りですね。しかし、甘~いベリー系の香りというよりは、たとえフローラルでも、少しスッキリした爽やかな香りが最近の傾向ですね。フローラルな香りのなかでも、フリージアなどのようなホワイトフラワー系の香りには注目していますね。色でたとえると、ピンクよりもブルーやグリーンといった感じです。レディースの香りがユニセックス化しているようです。

いかがでしたか? 毎日をちょっぴり幸せに、ちょっぴり豊かにしてくれる、それが"香り"のチカラ。あなたも、香りの魔法をまとってみませんか?

<取材強力>
七里洋子(しちり・ようこ)・・・早稲田大学卒業後、国内外のフレグランスアイテムを中心としたPR業務を行う。海外留学経験を活かし、つねに新しい香りのリサーチを欠かさない。雑誌などのメディアで、香りについてのアドバイスも行う。