Lifestyle ライフスタイル

私の30歳~キャリア願望はないけれど仕事に夢中 メディアプランナー・森川さゆり<前編>

2015.01.30

31歳の若さで結婚情報誌「ゼクシィ」編集長に就任後、「All About」編集長に就任。 現在、メディアプランナーとして活躍しながら、「All About」で結婚ガイドも務める森川さゆりさん。

森川さんのキャリアの多くにリンクするのが「編集者」という仕事です。編集者と言えば、つねにトレンドを先読みする感覚が求められ、自分の創造力やセンスを試されるタフな世界。森川さんは、どのように一歩を踏み出し、結果に向き合ってきたのでしょうか?
結婚や転職など、女性たちが転機を迎え始める"30歳のとき"から、仕事やプライベートに対する現在の思いまで、たっぷりうかがいました。
<後編>はこちら! http://maico.maihada.jp/lifestyle/20150204/

30代は、"媒体全体をコーディネートする"編集長の面白さにのめり込んだ

―女性が美しく、豊かに歳を重ねるためには、ライフスタイルや体調に多くの変化が訪れる30代の過ごし方がキーポイントになるとも言われています。森川さんの"30歳のとき"をお聞かせいただけますか?


30歳のときは、ちょうど結婚情報誌「ゼクシィ」の副編集長に就任した頃ですね。そして、31歳で編集長になりました。それまで編集長のポジションに就いていたのはずっと男性。初めての女性の編集長となりました。それまでも28歳くらいに「ゼクシィ」編集部に異動し、編集者、デスク、副編集長として仕事をしていたので、編集長になったことでガラッと環境が変わることはなく、仕事には自然と入り込むことができました。


―31歳の若さで編集長として雑誌を手がけることになりましたが、取材・執筆などの現場を離れることに躊躇は感じていましたか?


それが私の場合、不思議と違和感はありませんでしたね。もともと「ゼクシィ」の副編集長から編集長にスライドしたので、編集部の状況をよく知っていた状況でしたから。後輩を育てることにも慣れてきた頃ですし、自分の担当ページだけでなく媒体全体をコーディネートする仕事に、新たなやりがいを感じていました。
ただ様々な立場の人に対し、今は調整に徹するとき、今は意見を主張すべき、などと思考を使い分けることの難しさも感じていました。もちろん自分の中にはロジックがしっかりあるのですが、関連のある方にもそれぞれの事情がありますので、営業担当に怖がられていることもあったと思います(笑)。
状況によって、硬い部分と柔らかい部分を上手に使い分けることの大切さを学びましたね。

学生時代の"タイ"経験から、海外旅行情報誌の編集へ

―30代では、編集者としてのキャリアを着実に歩んできた森川さんですが、20代の頃はどのように過ごしていたのですか? 大学時代の専攻や活動が、編集者としてのキャリアに直結しているのでしょうか?


それが、大学時代の専攻だけをみると、全く直結していないんです。東京外国語大学のタイ語科出身で、部活やサークルに明け暮れるというよりも、家庭教師などのアルバイトに精を出し、貯めたお金でタイに行くことを繰り返していました。もちろん、ラグジュアリーな旅行とは程遠く、バックパッカーではないものの、サバイバルな旅でした。

初めて行った海外がタイで、その後もタイばかり行きつづけていたので、「エイビーロード」の取材で海外に行ったときは、「海外に行ってお腹を壊さないことがあるんだ!」と感動すら覚えました(笑)。


―なるほど。ただ、森川さんの「リクルート」入社後、最初の配属は海外旅行情報誌「エイビーロード」ですよね? 語学力やアクティブさを見込まれての配属だと感じますが、いかがでしょうか?


思い返してみれば、そうですね! 配属後、タイ語を話す機会はほとんどなかったので、気づきませんでしたが......。
リクルートは新卒では営業部門に配属されることが多いので、学生時代から興味のあった海外旅行情報の編集に早い段階から関われたことは、本当にラッキーだったと思います。

20代は、とにかく働くべき! 限界まで働いて見えてくるものがあります

―希望をしていた「エイビーロード」に配属後、すぐ思い描いていたような編集の仕事ができたのでしょうか?


いえ、やはりそうではありませんでした。最初はお茶汲み、年賀状の住所禄を作る、議事録をとる、レンタル写真を返却する......などの下積み生活。なかなか編集作業に携われませんでした。その状況を尊敬していた方に相談したところ、「だまって3年働きなさい」と言われ、とにかく必死に頑張っていたところ、少しずつ編集の仕事を任せてもらうようになりました。

下積みの期間を過ごしたことで、仕事全体を把握できるようになりましたし、人に物事を頼むときのニュアンスなど細かい気遣いを学べたと思います。当時の経験には感謝しています。


―経歴だけを拝見すると順風満帆に見えてしまう森川さんにも、下積み時代があったのですね。「エイビーロード」から「じゃらん」に異動されたときはいかがでしたか?


当時「エイビーロード」はすごく売れていましたし、編集者としても面白みを感じていたときだったので、国内旅行情報誌の「じゃらん」の創刊チームへの異動を命じられたときは「どうしてまた大変な創刊をやらなくてはならないのだろう......」と、ネガティブな感情が湧いたこともありました。今となっては、媒体の立ち上げに何度も携われたことは財産になっていますが、当時は複雑な気持ちもありましたね。

ただ、体力的にはかなりハードな毎日。朝出社して、早くても終電帰り。当時、会社が大手町にあったのですが、隣にあったパレスホテルに荷物を置いて寝泊まりしていたこともあります。


結婚、そして40代で始めたあることがターニングポイントに!? 
<後編>はこちら! http://maico.maihada.jp/lifestyle/20150204/

<取材協力>
森川さゆり(もりかわ・さゆり)
株式会社リクルート入社後、海外旅行情報誌「エイビーロード」編集を経て、国内旅行情報誌「じゃらん」創刊・編集に関わる。その後、結婚情報誌「ゼクシィ」創刊に携わり、副編集長に就任。「ゼクシィ東海版」副編集長兼務後「ゼクシィ」編集長に就任。株式会社リクルート・アバウトドットコム・ジャパンへ転籍。2001年「All About」編集長に就任。 2009年独立し、メディアプランナーに。現在、「プラスビジュー」代表。著書に『なぜか仕事がうまくいく女の秘密77 〜意外と知らない働くルール』(大和書房)などがある。
http://plus-bijoux.co.jp/

Text:Yuki Ishihara

抽選で10名様にプレゼント!<2015/2/15(日)まで>

森川さゆりさん著書の『なぜか仕事がうまくいく女の秘密77~意外と知らない働くルール~』を、抽選で10名様にプレゼントいたします。

※ご応募の受付は終了いたしました※

応募フォームはこちら>> http://shop.maihada.jp/Enquete?id=36&type=p