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私の30歳~キャリア願望はないけれど仕事に夢中 メディアプランナー・森川さゆり<後編>

2015.02.04

31歳の若さで結婚情報誌「ゼクシィ」編集長に就任後、「All About」編集長に就任。 現在、メディアプランナーとして活躍しながら、「All About」で結婚ガイドも務める森川さゆりさん。 キラキラと輝くキャリア女性のリアルストーリー<後編>をお届けします!
<前編>はこちら! http://maico.maihada.jp/lifestyle/20150130/

キャリア願望はなかったけれど、企画や編集の仕事に夢中になっていた

―ここまでうかがうと"仕事にかけた20代"という印象が強いですが、20代に経験してよかったことや、経験しておきたかったことはありますか?


個人的には、20代はとにかく仕事に没頭するべきだと思います。私の場合、20代で「ゼクシィ」の編集者、30歳で編集長と、若い世代に雑誌作りに携われたので、リアルな読者感覚でページを作っていけましたし、働くことの喜びを教えていただきました。

しかし、こうお話すると仕事大好き人間のように見えますが、実は仕事が好きだったわけではありません。出世願望、独立願望もありませんでしたから。それよりも、日々の企画や編集作業に夢中になっていたら、結果的に長時間仕事のことを考えていたという感じでしょうか。責任感によるものも強かったように思います。

ただ私は20代の頃、会社にいる時間が長すぎて、自分の趣味を楽しむことや社外の人に会ってネットワークを広げることがほとんどできなかったので、もし異業種の方や様々な働き方をしている方に出会っていたら、考え方が変わっていたかも知れませんね。もしそうしていたら、逆に編集の仕事に没頭できなかったかもしれませんが(笑)。

結婚が働き方を見直すきっかけに

―20代~30代、仕事に没頭するとともに、プライベートでも変化はありましたか?


32歳で社内結婚をしているのですが、35歳で「All About」に転籍し、立ち上げから携わっているので、結婚後もわりとペースを落とさずに働いてしまっていて......。しかし独身時代と違うのは、主人が深夜まで机にかじりつく私の働き方を「変だよ」と教えてくれたので(笑)、私生活の変化が、働き方を見直すきっかけにはなりました。


―会社を辞めて、独立されたのは40代とのことですが、現在はどのようなお仕事をされているのですか?


株式会社「プラスビジュー」を立ち上げ、これまでの編集経験・旅行やブライダルに関しての知識を活かし、メディアプランナーとして主にブライダルや旅行系の女性メディアの企画やコンサル業務に携わっています。媒体を立ち上げ、プロモーションをしてきた経験や、マネジメント経験などが活きていると感じています。

40代で独立後に始めた「おけいこごと」で、新しい世界が広がる

―これまでのご経験を集約して、新たな形で発揮なさっているのですね。森川さんとお話してきて、キャリアウーマンでありながら、笑顔や話し方が柔らかく可愛らしい印象を持ちましたが、独立された後に新しくはじめたことや、心境の変化はありましたか?


実は会社を辞めた後の46歳くらいが、私にとって一番のターニングポイントかもしれません。今まで全く手を付けてこなかった「おけいこごと」をはじめてみたんです。パン教室、フラワーアレンジメント、着付け、ピアノ、お茶......など、興味の向くまま通ったのですが、ずっと仕事ばかりしていたので、新しい世界が開けた気がして、本当に楽しかったですね。

なかでも、いちばん自分に合っていたのが「フラワーアレンジメント」。現在は学びつつ、教える立場もさせていただいていますが、おけいこそのものだけでなく、仕事では出会えない新しい友人ができたことも大きな収穫です。

定期的なリセットで心を新鮮に

―なるほど。様々なジャンルの習い事にトライしたからこそ、ご自身に合うものが見つけられたのでしょうね! 変化したライフスタイルについて詳しくお聞かせください。


定期的に自分をリセットする機会と、プチチャレンジをする機会を持つことは、人生を豊かにすると実感しました。
季節のお花を飾ったり、食器をアレンジしたり、暮らしをより良いものにしようとする主婦の友人たちに影響を受け、料理やインテリアなどへの興味も高まりました。今では夜の6~7時には帰宅して夕食を作ったり、季節のイベントも大切にしています。また年に2回、主人と海外旅行に出かけることで、思いっきりリフレッシュ。心地よい環境づくりをすることで、いつまでも錆びつくことなく充実した毎日が送れると思います。


―大きな変化ですね! 今まで仕事に打ち込んできた森川さんだからこそ、趣味も存分に楽しめるのだと感じます。ところで、女性が美しく豊かに歳を重ねていくときに、ロールモデルを見つけることは有効だと思いますが、そのような方はいらっしゃいますか?


私の場合、会社を辞めて独立してから、仕事でもプライベートでも色々な方に会うのが本当に楽しくなりました。40代後半になってから、仕事関係でなく純粋に楽しく遊べる友人が増えたことは嬉しいですね。とくに、50代、60代以上のアクティブに輝いている女性が多いことに、日々驚かされています。
イキイキとした年上の女性を前にすると、年齢を理由に何かを諦めるのは間違いだと感じますし、人生を楽しもうというモチベーションも上がりますね。

好きな言葉は「しなやかに生きる」

一歩先ゆくキャリア女性の"30歳のとき"から現在。

「30歳の頃は、編集者としていくつのも媒体の立ち上げに携わり、40代半ばで独立するイメージなんて全くなかった」と話す、森川さん。好きな言葉をうかがうと、「しなやかに生きる」と答えていただきました。
ライフステージに様々な変化が起こりやすい女性だからこそ、きばって生きるのではなく、状況に合わせて生きていくことを楽しんでほしいという思いは、ひとつひとつのステージに全力投球してきた森川さんならではの、心に染みる言葉だと感じました。

<取材協力>
森川さゆり(もりかわ・さゆり)
株式会社リクルート入社後、海外旅行情報誌「エイビーロード」編集を経て、国内旅行情報誌「じゃらん」創刊・編集に関わる。その後、結婚情報誌「ゼクシィ」創刊に携わり、副編集長に就任。「ゼクシィ東海版」副編集長兼務後「ゼクシィ」編集長に就任。株式会社リクルート・アバウトドットコム・ジャパンへ転籍。2001年「All About」編集長に就任。 2009年独立し、メディアプランナーに。現在、「プラスビジュー」代表。著書に『なぜか仕事がうまくいく女の秘密77 ~意外と知らない働くルール』(大和書房)などがある。
http://plus-bijoux.co.jp/

Text:Yuki Ishihara

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