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「潤う×インテリア」“部屋の状態=心の状態”は本当だった!心から潤うお部屋づくりのポイント4つ

2015.03.30

ここ数年で、"断捨離"という考え方が定着し、片づけや収納術についての情報をたくさん目にするようになりました。最近では、お部屋の中やオフィスのデスクの上など、身の回りの環境は、自分の意識の投影である、といった考え方も一般化してきています。

だからこそ、お部屋が散らかっているときは、どこか心に余裕がないときではないでしょうか?心に焦りや悩みが立ちこもっていて、丁寧に毎日を過ごせていない状態なのかもしれません。
......ということは、自分の身の回りを心地よい状態にすることで、心まで潤うはずですよね。


また、日本は家そのものが狭く、インテリアを楽しみづらい状況でもあります。しかしだからこそ、ひと工夫が必要ですし、こだわり甲斐があるというもの!

そこで今回は、春からの新生活を前に、インテリアコーディネーターや整理収納アドバイザーとしてメディアなどで活躍し、『All About』サイトでインテリアショップガイドも務める、くろだあきこさんに、忙しい日本女性が日々幸せを感じられて、心から潤うことのできるお部屋づくりのテクニックを4つうかがいました。

 

 

1. 小さな範囲に囚われないこと

これはとくに日本女性のインテリアの演出や収納に特徴的なことだと感じていますが、"小さな範囲に気を囚われがち"という方が多いのではないでしょうか。一歩引いて、部屋全体を眺めて考えることをおすすめしています。

細かいところまでよく気が付くという点は、もちろん長所でもあります。小さな範囲に気を取られるというのは、それだけディテールに関心があるということですしね。
特に日本の女性は丁寧なつくりのものに惹かれ、大切にします。なので、この興味の範囲を広げられれば、すぐにインテリア上手になれると思います。

まずは、お気に入りの化粧品を可愛くディスプレイしてみてください。コットンを入れる容器に気を配るなど(決してパッケージのままではなく!)、自分が見て満足できるシーンをつくります。次に、そのシーンをより美しく見せるために周囲を整える、というふうに気を配る意識を広げていけば、自分の個性を生かしたお部屋作りができます。

ディスプレイを引き立たせるには、背景となる壁を意識すると良いでしょう。絵を飾ったり、壁にかけられる小さな家具を使ったり、また、貼って剥がせる壁紙専用のシールや、同じく貼って剥がせる壁紙専用の特殊な糊などを活用すれば、映画やドラマのようなインテリアにも挑戦できます。

 

 

2. 自分が本当に納得できるものを、そばに置くこと

「なかなか理想の部屋づくりができない」という方は、インテリアアイテムを選ぶ際に、安易なものに手を出している場合が多いです。安くてお得な気がするから選ぶのではなく、購入する前に他のものと比較することを心がけましょう。「いくつか見たけど、このアイテムのここが好き!」と言い切れる、自分が納得できるものを選ぶことが重要です。

ハッピーな新生活を迎えるために、まず捨てるべきものは、ここしばらく使っておらず、一年以内に使う予定もないものです。活用できないモノがあふれているという状態は、自分が管理できるモノのキャパシティを超えているというサインです。
また、子供っぽすぎるもの、欠けた茶碗など、一定の質に達していないものも手放しましょう。どこで線引きするかは自分の好みでOKですが、低く設定していれば、物は手放せません。シンプルながら質の高い生活を目指すために、不必要なものと、必要なものを上手に見極めましょう。

 

 

3. こまごまとしたコスメや小物は、ものの把握と取り出しやすさがポイント

化粧品やファッション小物など、私たちを美しく演出するアイテムは、収納やディスプレイを間違うとお部屋をごちゃつかせてしまう元凶になってしまいます。

これには、自分の持っているアイテムをすべて把握できていて、それぞれが手に取りやすい場所に収納できていることがポイントになります。見やすく、取り出しやすいことが基本ですね。そのうえで、見た目の美しさも考慮されていれば、言うことはありません。良いのは見た目だけで、使い勝手が悪いというパターンはNGです。

基礎化粧品などは、ボトルの色と小物の色を揃えたり、同系色や補色関係のカラーのアイテムを持ってくるなど、見た目が整うようにすると、より美しく見えるでしょう。

 

 

4. 模様替えの成功の鍵は、お手本となる空間を見つけること

インテリアをランクアップさせたいなら、お気に入りのカフェやショップ、ホテル、映画や雑誌でみた憧れのシーンなどから、お手本となる空間を探してみましょう。その雰囲気に近づけるにはどうしたらいいのか、を考えます。扉を開けた時に整然と並ぶ日用品やタオルにまで気を配れるようになればパーフェクト。

実際、試してみたら使いづらかった、という失敗も当然ありますが、そういった失敗を繰り返していくことで、自分に合った現実的なラインを知ることができます。私たちには日々の生活がありますから、完璧に整えるのは難しいですが、家に帰った時に「掃除しなきゃ......」と、ため息をつかなくていい状態がキープできればいいですね。


いかがでしたか?
フレッシュな春こそ、インテリアを模様替えして気分を一新させたいという方も多いことでしょう。しかし、ただ散らかったものをしまい込むだけでは、心まで潤すことはできません。自分が心地よい暮らしづくりをイメージすることで、心から満足のいく部屋に仕上がる確率も高くなります。

「部屋の状態は、心の状態をあらわす」とはよく言われますが、心と肌もつながっています。さぁ、この春こそ、心地良いお部屋づくりに着手して、ハッピーな運気を呼び込んでみませんか?

*画像資料提供:くろだあきこ

<取材協力> くろだあきこ......インテリア雑誌が大好きだった子供時代を経て、国立高専から大学・大学院まで、建築を専攻。インテリアコーディネーターの資格を持ち、インテリアショップめぐりが趣味。これまでに訪れたことのあるショップは、全国各地と海外合わせて300以上。現在は会社勤めをしながら、フリーのライターとして雑誌づくりなどに関わる。整理収納アドバイザー1級を取得し、専門家の立場から片付けやすく美しい部屋作りのコツを新聞・雑誌やwebでアドバイスを行っている。

Text:Yuki Ishihara