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プロが教える!春に気分がグングン上がる「カーテン選び」のポイント

2015.04.20

ようやく、うららかな春がやってきました。春は、卒業・転勤・異動による引っ越しなど、環境がガラリと変わる方も多い季節ですよね。
そんなこの時季、目に見える環境の変化がない方でも、自分の気分を一新するための方法として、インテリアに変化をつけることは、とても良い機会となります。

インテリアアイテムのなかでも、お部屋の雰囲気をガラッと変えるのが、カーテン。
カーテンは、お部屋のなかでも大きなスペースを占めるため、模様替えのときにはまず注目していただきたいアイテムです。

そこで、お部屋づくりのプロである、女性向け不動産エージェント『Tender Living(テンダーリビング)』株式会社社長の中村マリアさんに、女性がなりたい部屋の雰囲気をつくるための、カーテン選びのコツをうかがいました。

 

 

意外と知らない、カーテン、シェード、ブラインドの違いとは?

まず、カーテンの役割をおさらいしましょう。カーテンはおおまかに、レースと厚手が2重になり、日差しの調整や遮光などをする"機能的な面"と、お部屋の雰囲気をつくる"インテリア性"の2つの役割があります。

カーテンには、実は様々なタイプが存在します。一般的に、一番よく目にするカーテン(写真)は、"両開きタイプ"のものでしょう。

また、同じくカーテンの生地を使って、両開きではなく上下に昇降できるタイプが、"シェード"と呼ばれるタイプです。動き方が違い目線や日差しの遮り方が異なるため、同じ生地であっても、カーテンとシェードではインテリアとしてのイメージも全く変わります。

さらに、ブラインドも種類が多いですが、大まかには縦型か横型という分け方をしています。ロールスクリーンもブラインドの種類に入ります。固い素材では、よく目にするアルミブラインドのほか、ウッドブラインド、竹製ブラインドが代表的なものです。布の横型は、プリーツスクリーン、ハニカムブラインド(※)などがあります。縦型ブラインドも同じです。布製の物から、ウッド、アルミ、ビニールと、素材が様々ですね。

※蜂の巣状(ハニカム)の構造をしたブラインドのこと。ハニカム状の空気層が断熱の役目をし、窓からの外気侵入や室内の暖気・冷気の流出を抑えられるメリットがある。

 

 

窓に合わせた、カーテンの選び方の2つのポイント

カーテン、ブラインドを選ぶ際に、プロからまず確認させていただくポイントがあります。

1:「窓の中から外がどう見えるか」を、一番に考える

例えば、シェードは人気のスタイルですが、お部屋の窓があまり高くない場合はカーテンのたたみ代が上にくるため、窓から外を見るときに空が見えなくなってしまったり、逆に圧迫感が出ることがあります。
一方、窓の外にすぐバルコニーがある場合などは、窓から他の家やマンションなどを見なくてもいいといった場合があります。そのケースでは、下だけを開けておけるシェードを選ぶほうが良い場合もあります。

ブラインドも同様ですね。ブラインドの特徴はそれぞれに異なり、動き方が違いますので、それぞれの住環境を良く考慮して、できるだけプロからアドバイスをもらうことがベストです。


2:お部屋全体を考えた、色選びを心がける

人は自分の好きな色に反応するものですが、好きな色に集中してしまうと、お部屋全体のまとまりが薄れることがあります。何かの色を生かすときには、好きな色だけを意識するのではなく、その色をよりよく見せるための色使いをお部屋全体から考えると、満足のいく選択ができますね。

さらに、好きな家具が生きるカーテンやブラインドを選ぶというのも一つの手です。とはいえ、インテリアの楽しみ方は自由ですから、基本はあまり深く考えず、好きなものをセレクトするのがベストだと感じています。

 

 

狭い空間ほど、"質感"にこだわったカーテン選びを

一人暮らしの女性のワンルームなど、狭いお部屋を少しでも広く心地よい空間にしたい場合、ベーシックなトーンの色を選ぶことがおすすめです。
そして大切なのは"質感"です。生地の質感は、人に例えるとお肌の質感です。薄手のレースのような素材であれば、光をふんわり通してお部屋全体をやわらかな印象に見せることもできますし、厚手でダークカラーのものであれば、シックな印象をつくることができます。質感によって気持ちが落ち着いたり、安らいだりしてお部屋の空気を変えることができるので、とても重要な要素ですね。

お客様のご希望をうかがうと、リラックス度を高めたいという方は多いように感じます。素材感のあるカーテン、ブラインドは多くの方からお問い合わせをいただきます。また女性の一人暮らしでは、可愛いタイプのカーテンも、やはり人気です。

カーテン、ブラインドは本当にたくさんの種類がありますが、逆にありすぎてしまうため選ぶのが難しいアイテムです。一番いいのは、カーテンを熟知しつつ、自分の要望をちゃんと聞いてくれる、いいカーテン屋さんに巡り合うことかもしれません。

 

 

小物使いにこだわるだけでも、カーテンがグッとおしゃれに!

ひと昔前は、カーテンは"厚手のカーテンとレース"という考えが、固定概念となっていました。しかし最近では、レースにレースを組合せたり、ブラインドとカーテンを組合せたりと、より自由に組み合わせ、個性を出せるようになってきています。

またタッセルも共布タッセルではなく、アクセント色になる色のタッセルを使うことで、同じカーテンもよりおしゃれに見せることができます。アームホルダー(※1)という、開口部を広くとることができる可動式のカーテンホルダーも人気の商品です。

マグネットの小さいタッセルをレースの下から、レースをすくい上げるようにして上で止めても、レースが可愛く仕上がります。カーテンのスワッグ(※)を、マグネットで作ることでも、印象を変えることができます。

※ 部屋の中の雰囲気を楽しむための、カーテン生地の飾り方の方法


いかがでしたか?
カーテン一つで、お部屋の印象がガラッと変わります。中村さんにレクチャーしていただいたカーテンや小物選びのコツを参考に、毎日帰宅するたびに心も体も癒され、わくわくするような、カーテンのコーディネートにトライしてみてくださいね!

 

 

<取材協力>中村マリア(なかむら・まりあ)

大手メーカーの総合受付職を経て、23歳で不動産業界へ飛び込む。デザイナーズマンション・ビルのデベロッパー&プロパティーマネージメント会社、三井不動産販売株式会社(現:三井不動産リアルティ株式会社)、青山の地元密着型の不動産会社と不動産会社3社にて経験を積み、2011年7月22日に地元世田谷にてTender Living株式会社を設立。社団法人全日本不動産協会東京都本部世田谷支部にて役員を務める。保有資格:宅地建物取引主任者、賃貸不動産経営管理士、住宅ローンアドバイザー。

text:Yuki Ishihara