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ダイエットの思わぬ弊害!?我慢し過ぎと自己コントロールの関係とは

2015.12.11

痩せたい女性の「本音」と「落とし穴」

ウエストを測っている女性

「あなたは痩せたいですか?」。この質問に女性であればほとんどの人が「はい」と答えるのではないでしょうか。厚生労働省の調査によると、痩せている女性の数は戦後最高。日本女性の痩せ願望はとどまるところを知りません。ぽっちゃり体型の人はもちろん、標準体型の人でさえも「痩せたい」と思っている現実。これを男性や諸外国の人は不思議に思うそうです。

しかし女性の「痩せたい」=「体重を落としたい」という意味ではないですよね。女性にとってのやせ願望は、むしろ「理想の自分になりたい」という意味合いが強いもの。筆者も理想の自分をめざし、何度リバウンドしてもダイエットに取り組んでしまう女性の一人です。ところがダイエットには、理想の自分からかけ離れてしまう思わぬ落とし穴があるのだとか!? 頑張り屋さんが陥りがちな、思わぬ落とし穴について考察してみましょう。

自己コントロールと我慢の関係

スイーツを我慢している女性

何かを我慢する時に必要なエネルギーを「我慢エネルギー」と呼ぶことにしましょう。仮にある女性が、我慢エネルギーを30持っていたとします。ダイエットのために眠気を我慢して早起き。面倒なのを我慢してストレッチ。食べたいのを我慢して朝食は半分。昼はカレーを我慢してサンドイッチに。このように我慢エネルギーをコツコツと消費していくと、持っている我慢エネルギーを一時的に使い切ってしまうことがあります。

そうなると意志が強い人でも自己抑制が難しい状況に。ドカ食いといったダイエットの反動だけでなく、「我慢ができずに言い過ぎてしまう」「仕事でもうひと踏ん張りができない」「思わぬ散財をしてしまう」など、抑制ができないゆえの不都合が起きることがあります。理想の自分に近づくはずのダイエットが、自己抑制の邪魔になる。我慢し過ぎには、そんなリスクもあるのです。

誘惑いっぱいの年末をどう過ごす

我慢し過ぎはNG。そうはいっても年末は忘年会やパーティなども多く、食べ過ぎ、飲み過ぎなどの危険がいっぱい。

この時期、我慢が増えるのはなにもダイエットに限ったことではありません。飲み会などで出費もかさむうえ、季節柄、自分へのご褒美としての買い物もしたくなる。散財しやすい時期には、節約するための我慢も必要です。

年末の繁忙期は仕事も忙しくなる人が多いので、仕事上の我慢も増えそうです。そんなシーズンを、我慢エネルギーを浪費しないように乗りきる。なにかコツはあるのでしょうか?

大人の女性の「我慢しない」コントロール

極端にカロリーを制限する、お小遣いを厳しく制限する......etc。こういった無理からくる反動は多くの女性が20代で経験済みなはず。多くの女性はその反省をもとに、バランスをとりながら緩やかな制限を試みていると思います。でもそのやり方では危険がいっぱいの年末年始は乗りきりにくいもの。意志が強くても、一時的な我慢エネルギーの枯渇には勝てなくてあたりまえなのです。

しなやかに乗りきっている女性たちは、実は我慢が少ないそう。例えばダイエットも、つらい努力とは捉えないと言います。「身体を動かすのは気持ちいい」「丁寧な食生活を送れる自分を褒めてあげたい」といった考え方で、むしろ気持ちよさを楽しんでいるのです。

ある素敵な女性がこんなことを教えてくれました。「食べたいものは我慢しません。美味しいものは少しだけいただいて心を満たすの。ただ余計なものまで入れるのはイヤ。全部食べて太るのは我慢できません。心だけでなく、身体が喜ぶものを適量入れたい」。

食べたいものを我慢する=ダイエットだと考えていた筆者にとって、心と身体を満たす=ダイエットという考え方は新鮮でした。

同じ行動をするのにも、無理なく気持よく行える。そうできるのは、自分の大切にしたいこと、価値観などがハッキリわかっている大人の女性ならでは。ぜひマネしたいポイントだと思いました。

鈍感な人はコントロール下手?

セルフメンテナンスしている女性

「考え方くらいで自分をコントロールなんてできないわ」
そう思うあなたにお勧めなのは、自分の気持ちに敏感になり、自分をいたわる時間を作ること。

自分の気持ちに鈍感な人は、ストレスが溜まっていること、実は我慢していることなどに気づきません。突然なにかをやらかしたり、意志が弱いように見えるのは、我慢エネルギーの消費に気づかないのが理由かもしれません。すぐには難しいかもしれませんが、自分の気持ちに敏感になり、適度な休息をとる、心を満たすといった処置ができれば最高ですよね。

それも難しいという人は、日課として自分をいたわる時間をつくるのがマスト。例えば、「ランチには好きなものを食べて気持ちを満たす」でもいいですし、「3時の休憩にストレッチをしながら、頑張っている自分へのいたわりの言葉をかける」というのでもいいでしょう。知らず知らずのうちに頑張り過ぎている自分を定期的にケアしていきましょう。

筆者は寝る前にゆっくりボディケアをしながら、一日頑張ってくれた身体にお礼を言うようにしています。我慢エネルギーが足りなくなりそうな繁忙期には、ダイエットを一時休止。年末年始には、好きな映画や本を読んで心を満たす時間を作って、我慢エネルギーをセーブしています。

様々な予定だけでなく、やらなければならないこと、やりたいことが目白押しな年末。今年は我慢し過ぎないことを意識して、気持ちよく過ごしてみては?

Text:悪女学研究所所長 藤田尚弓