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「なんで約束守れないの!」が可愛いのは20代まで 怒りで恋愛・夫婦関係を壊さない大人の女の怒り方

2016.01.15

男の言い訳を引き出すNGワードを使っていませんか?

「なんで約束をまもれないのよ」と男性に怒っている女性

「なんで約束を守れないのよ」
「仕事が忙しいんだよ」
「言い訳ばかりしないで!」

あなたはこのような会話をしたことがありますか?

「なんで」と聞かれたら、質問に答えたくなるのが人間です。特に女性より精神構造が単純な男性は、「なんで」と聞かれたら理由のようなものを探してしまうことが多いようです。こんな引っかけ問題のような質問をしているのに、男性の回答を「言い訳」「開き直り」と怒ってしまう。これ、女性がやりがちな間違いですよね。

「なんで約束を守れないのよ」と言ってしまった女性も、約束をやぶった理由を聞きたいわけではありません。約束をやぶられたショックを緩和してほしい。軽んじているのではないということを示してほしい。今後はしないと約束してほしい。そんな気持ちなのに、つい使っちゃうんですよね。「なんで」で始まるフレーズを。

感情にまかせた物言いさえも可愛いのは20代前半まで。大人の女性は、怒るシーンでこそ正しいコミュニケーションをとりたいところです。

ちなみに「なんで約束を守れないのよ」というフレーズは「約束を守ってもらえなくて悲しい」「どうしたら約束を守ってもらえる?」に変換して伝えると、謝罪や今後の改善に関する言葉が返ってきやすくなります。

「修復不可能なケンカ」と「雨降って地固まるケンカ」その違いとは

手を握っている男女

同じケンカでも修復不可能になってしまうケースもあれば、理解や絆が深まるケースもあります。この違いはいったい何なのでしょうか。

夫婦の会話を5分見れば離婚の確率がわかるという研究者によると、特に危険な地雷は以下の4つ。

1.パートナーを責める「批判」
2.パートナーをバカにしたり、軽蔑したりする「侮辱」
3.自分が正しく自分の責任ではないと主張する「言い訳」
4.話し合いをさけ、その場から立ち去ったり黙り込む「逃亡」

これらが含まれたケンカが積み重なると、修復不可能になるリスクが高まります。女性は特に「批判」をしやすい傾向があるので注意しておきましょう。

彼や夫を批判したくなった時はどうする?

彼に気持ちが伝わらず寂しい気持ちの女性

彼や夫を批判したくなったら「なぜ批判をしたいのか」、自分の本当の気持ちに目をむけて。怒ってしまうときには、期待を裏切られてショックだった、○○して欲しかったというような気持ちがあるはず。それを批判という形に変えずに素直に伝えると「雨降って地固まる」に近づけることができます。

筆者は交渉に関する書籍の執筆や講師をしています。会社の代表としてお互いにとっていい結果をとりにいくはずの交渉。そんな場面でさえ、感情の罠にかかってしまうケースは少なくありません。

交渉では、相手をせめずに事象にフォーカスという鉄則があります。交渉にあたる人は誰もが気をつけている基本のセオリーですが、それでも自分が責められているように感じてしまうというのは、よくあること。交渉で有名なある先生は「相手の案に異議を唱えるときには、相手の顔を見てはいけない」と言います。先生はそのような場合、相手ではなく資料に視線を向けながら話すことで感情を刺激しないように注意しているそうです。

男女のケンカであれば「責められ感」はもっと強いはず。感情的になりがちな女性は自分が思う以上に気をつけるくらいで、ちょうどいいかもしれません。

「自分を嫌いにならない」怒り方をしよう

自分の気持ちを彼に話している女性

女性の中には、怒る自分がイヤだったり、話し合いを避けたりする人も少なくないと思います。かくいう筆者もそのタイプで、危険な4つの地雷では「話し合いを避ける」というのをよくやってしまいます。

専門家によると、怒りの感情を否定したり避けたりする必要はないのだとか。怒っていることを伝えるのも、そのやり方を間違わなければいい関係に繋がる......。そういわれても難しそうですよね。

そこで、大人の女性に提案したいのが「自分を嫌いにならない怒り方」をするということ。

怒っている女性の目的は、相手を打ちのめすことではありません。むしろ、根底にあるのは「大切にしてほしいという感情」。だったら、逆効果であり自分を嫌いになってしまうような怒り方だけは避けたくないですか?

こういうと「女ばかりが我慢しなければならないの?」と思う人もいるかもしれません。そうではなくて、怒り方の工夫は我慢ではなく、欲しい結果を得るための男性操縦術。そう思うと気が楽になると思うのですがいかがでしょう。

すべての男は「女の息子」である

すべての男は女の息子です。程度の差はあれ、女性に対して敬愛の感情と、許してもらえるという甘えを持っていると思って間違いありません。

長年染みついたこの甘えは厄介です。しかしながら、女に育てられた男は基本的に優しい生き物。特に好きな女性には優しくするに決まっています。大人の女性なら、この優しさを引き出すくらい簡単なはずです。

少なくとも自分が怒っているときくらい、いえ怒っているからこそ意識してみてはいかがでしょう。

男は優しい生き物であると同時に、強がりで傷つきやすい、やっかいなイキモノです。ゆえに、怒りにまかせて責めたりすると「心にもないとんでもない言動」をしてしまうことがあるんですね。息子を育ててみて実感しました。

とはいえ甘やかすと調子にのるので、適度な叱りはいい薬。言うべきことは、穏やかにしっかり伝え、逃げ場を残しておく。こうすることで男性は持ち前の優しさを発揮できるようになるのではないでしょうか。

せっかく恋愛を一時的な感情で壊してしまうのはもったいない! 次回、カチンときたときにはぜひ怒り方を工夫してみてください。

Text:悪女学研究所所長 藤田尚弓