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藍のキャンドルで、心ほぐれるひと時を ho to ri - yaのやわらかな灯り

2016.04.19

キャンドル作家の水沼由実さんが手掛ける、草木染めのろうそく「ho to ri - ya(ほとり屋)」。
水沼さんのキャンドルは、藍やローズマリーなどの植物を使って色づけした、優しい色合いが魅力です。 どんなときも暮らしに寄り添うやわらかな灯りは、ほっこりと私たちの気持ちまでほぐしてくれるようです。

 

 

インテリアとしても楽しめる草木染めの灯り

水沼さんのキャンドルは、水菓子のようにも見える独特の表情をしています。これは水沼さんのこだわりの一つ。

「インテリアとして楽しんでもらうということは、例えば観葉植物や陶器のオブジェ、ガラスの花器など様々なテクスチャーのものと一緒に置かれるかもしれないということ。 キャンドルだけ浮いた感じにならず、インテリアにすっと馴染む質感に仕上げるために、ロウを流す温度やタイミングには気を使っています」(水沼さん)。

またho to ri - yaの個性の一つが、藍をはじめとした草木染めで色づけされたキャンドルであるということ。 水沼さんはもともとアロマセラピーやハーブの勉強をしていたこともあり、ハーブ染めキャンドルを制作する方に師事。自分の求める色や質感を追求し、制作方法を試行錯誤するなかで、草木染めにたどり着いたのだそうです。

 

 

浮かべて楽しめる「tayutau rousoku」

雲とツバメ、星型、太陽と月のキャンドル(ho to ri-ya)
tayutau rousoku

こちらは水に浮かべて楽しむ小さなキャンドルのセット。雲とツバメは藍染め、星型はローズマリー、太陽と月は茜を使って染められています。 ほんわりとやわらかなブルーは、藍染作家の友人から譲り受けた発酵建ての藍で色づけされました。
発酵建ての藍といえば、ケミカルな薬品を一切使わず、天然の原料のみを用いて作られる染料です。自然の恵みをいかし、丁寧に手間ひまかけて作られる灯り。 箱を開けた瞬間、和菓子のように愛らしく並ぶキャンドルは、ゆったりした時間を贈るプチギフトとしてもおすすめです。

 

 

灯しているときも愛らしい、小鳥のろうそく

オブジェとしても楽しめる「小鳥のろうそく」は、飾って楽しみたいキャンドルの代表格です。
こうしたモチーフもののキャンドルは、火を灯してロウが溶けると残念な姿になることも少なくありませんが、こちらは背中の中央がくぼんでいくので、点灯したあとも愛らしい姿を長く楽しむことができます。
この淡いブルーも藍染めによるもので、すりガラスのような質感が特徴的。これは、インテリアにより心地よく馴染むようにと、一工夫されたho to ri-yaならではの表情です。

 

 

小鳥のろうそく(ho to ri-ya)
小鳥のろうそく

天然のもので染められたキャンドルなので、淡く繊細な色合いを長く楽しむには、直射日光を避けて飾っていただくのがコツ。
けれども、暮らしを照らす灯りという意味では、キャンドルは、楽しいときも悲しいときも寄り添ってくれるもの。 色合いの変化も含めて楽しんで、やわらかな灯りでゆったりとしたひと時を過ごしてほしい。ho to ri-yaのキャンドルには、水沼さんのそんな願いが込められています。

ho to ri - ya
文・スタイリング:柳沼 周子
写真:中島 仁菜