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カンタン! 魔法瓶で作るホームメイド甘酒でキレイになろう

2016.12.23

日本で生まれ育っている方で、「甘酒」という飲み物を知らない方はいないでしょう。しかし、甘酒は、どのようなものからできていて、どのような効果があるのかというと、意外と説明はできないように思います。

そこで、甘酒を以前から楽しく飲み続け、美容と健康に役立てているAll Aboutダイエット・ボディケアガイドの和田清香さんに、女性誌や情報番組で「飲む点滴」と取り上げられる甘酒の美容効果から、自宅で簡単に作れる方法までうかがいました。

味や栄養が違う、「米麹」と「酒粕」生まれの甘酒

甘酒

甘酒とは、日本に昔から伝わる甘い飲み物のひとつで、米麹と米、または酒粕を原料に作られます。はじめに知っておきたいことは、この2つの甘酒は、作り方も、栄養価も、全く違うということです。

酒粕で作る甘酒は、酒粕を水で溶いて煮詰めて作ります。一方、米麹で作る甘酒は、米麹に水を加え発酵させて作ります。

酒粕は甘みが薄いのですが、米麹は発酵時にできるブドウ糖により甘くなるので、砂糖を添加しなくても、しっかりとした甘さを感じます。

そして、当然のように酒粕を用いた甘酒はアルコールが含まれますが、米麹で作られる甘酒はノンアルコールです。

今回は、マイルドで美味しく美容効果が高いといわれる米麹を用いた甘酒を取り上げます。

"米麹"を用いた、甘酒の美容効果や魅力とは

まず、特筆すべきは、その美肌効果です。

麹を発酵させた甘酒には、保湿効果の高いビタミンB群が豊富に含まれているので、美肌の基本となる"うるおい"をサポートしてくれるのがうれしいですね。そのほか、肌への効果としては、甘酒にはコウジ酸が豊富に含まれていることから、美白効果も期待できます。

そして、健康効果も抜群です。

米麹の甘酒は発酵食品なので整腸作用があり、内臓が活性化し代謝アップに役立ちます。また、食物繊維やオリゴ糖も含まれているため、腸の働きを良くして便秘を改善する効果も見込めます。

さらに、ダイエット効果が高いことも見逃せません。

甘酒に含まれるブドウ糖が血糖値をすばやく上昇させるので、満腹感が得やすいのです。ほどよくとろみがあることと麹の甘さから、スイーツへの欲求が緩和するのもありがたいですね。

このように、甘酒は「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養素が豊富なので、食べ過ぎた翌日や週末に、手軽な「プチ断食」として取り入れるのもおすすめです。

魔法瓶でつくる! 甘酒の材料と作り方を伝授

では、次に魔法瓶を使って自宅で簡単に甘酒を作れる方法をお伝えします。

<材料>
水と乾燥麹の分量は水300cc前後に対し、乾燥麹100g。混ぜた際に、見た目が水分の多いお粥ぐらいになる程度まで水の量を調整します。もちろんお好みで薄めてもOKです。

保温容器、乾燥麹、温度計
左から保温容器、温度計、乾燥麹
<作り方>

1.鍋に水を入れて火にかけ、65℃ぐらいまで上げる。

鍋に水を入れて火にかけ、65℃ぐらいまで上げる

2.乾燥麹を手で割りほぐしながら1に加え、60℃ぐらいまで下げながら混ぜる。

乾燥麹を手で割りほぐしながら鍋にいれる
乾燥麹をかき混ぜる

3.魔法瓶にうつしかえ、8時間〜10時間、保温して待てば完成。

保温容器に入れる

米麹は、温度が高すぎても低すぎても発酵(糖化)が進まないため、温度の調整がとても大切です。

4時間ぐらいで再度鍋にうつしかえ、60度ぐらいまで温め、さらに魔法瓶にうつしかえると糖化が進んでより甘くなるので、ひと手間をかけることがおすすめです。

生活に気軽に取り入れられる、甘酒のアレンジレシピ

米麹を使用した甘酒は、温めても冷やしても美味しいですし、飲み物や料理に加えるなど、たくさんのアレンジができます。

ドリンクとしては、豆乳や炭酸水で割ったりお好きなスムージーに加えると、また違った風味が楽しめます。抹茶に甘酒を加えると、ほんのりと甘みが加わるので飲みやすくなり気に入っています。

ヨーグルトに黒米甘酒をトッピング
ヨーグルトに黒米甘酒をトッピング
黒米甘酒、甘酒、抹茶入り甘酒
右から黒米甘酒、甘酒、抹茶入り甘酒

また、ヨーグルトに蜂蜜やジャム代わりにかけたり、納豆にタレと一緒に甘酒を少量加えたり、野菜スティックのディップにしたり、ドレッシングにみりんや砂糖を入れる代わりにスプーン2杯ほど加えるなど、工夫してみてはいかがでしょうか? 私は、ゴマ油+醤油+すりおろした玉ねぎの自家製ドレッシングに、甘酒を加えていて味に深みをプラスしています。

ドレッシングに甘酒を加える
ドレッシングに甘酒を加えてよくかきまぜる
サラダに甘酒ドレッシングをかける
サラダに甘酒ドレッシングをかける

お菓子を食べたいときには、甘酒とバナナを混ぜて冷凍庫で冷やし、アイスにすることもできます。さらに、煮物やお菓子を作る時に砂糖の代わりとして活用すると、旨みがでるのでおすすめです。

甘酒の保存方法は、1週間前後であれば、冷蔵庫でかまいません。また冷蔵保存をする前に一度火を入れると、保存期間が延びます。(2週間~1カ月程OK)それ以降は冷凍すると3カ月〜6カ月間、酵素を壊さずに保存できます。

「もともと甘いものが好きだったので、ジュースの代わりに飲み始めたのがきっかけだった」と話す和田さんですが、今では甘酒を飲み続けることで、冷え性が大幅に改善したり、血糖値が急激に上がりづらくなったので、痩せやすい体質になったなど、良いことづくめだとか。

甘酒は、間食する癖があり、ついついスイーツを食べてしまう方、便秘がちな方、疲れやすいと感じる方には、とくにおすすめしたいですね。薬ではなく食品なので、妊娠中の方、お子さんのおやつとしても最適です。

身体が冷えやすい冬の時季こそ、魔法瓶と米麹を使った甘酒作りを習慣にして、美肌やダイエットの効果を実感してみませんか?

All Aboutダイエット・ボディケアガイド 和田清香さん

これまでに体験したダイエットの数は約350種類。様々な失敗や健康的に15kg痩せた体験を活かし「ダイエットエキスパート」としての活動を始める。健康美に効果のある食事、運動、生活習慣などに精通し、TV、雑誌、WEBでの連載の他、講演やセミナーの講師も多く務める。「レギンス入浴」をはじめ、健康美関連商品の開発を手掛け、メディアで提唱するなど、健康美を目的とした食生活・運動・生活習慣の側面からトータルなダイエットを提案するなど幅広く活躍中。

http://ameblo.jp/tb-express/

Text:Yuki Ishihara
Photo:Kunio Kaneda