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もう取り乱さない!大人の女性の「感情」コントロール術

2018.09.21

感情は人生の充実感をもたらす一方で、上手に扱わなければトラブルの元になってしまいます。単純なポジティブ思考だけでは感情のマネジメントはうまくいかないもの。感情との上手な関係を築く方法をAll About「恋愛」ガイドの今井 翔がご紹介します。

 

 

人生のほとんどの問題は「感情」が握っている

「私はつい何かあると、どんどんネガティブに考えてしまうんです。どうすればもっと、普段から物事を前向きに考えることができますか?」。

仕事や恋愛、お金や美容など、どのような分野の相談だったとしても、私がもっとも相談されることが感情についてです。なぜなら、私たちの人生におけるほとんどの問題は、自分の中にある感情によってもたらされるからです。

感情は、私たちの人生に対してポジティブな幸福感を感じさせてくれることもあれば、どうしようもないネガティブなストレスを与えることもあります。たとえ頭では理解できるとしても、感情的に納得できないことは、大人の女性として生活をするほどに増えるでしょう。

感情がなければほとんどの問題が無くなるわけですが、それでは生きているなかでの楽しいという感情を得ることもできません 。逆に言えば、感情との上手な付き合い方を学ぶことで、私たちの人生のほとんどの問題は無くなるか、とても軽いものになるのです。

 

 

抱いた感情を否定せず、まずは受け止めることが大切

ネガティブ思考について相談をされたときに、私は次のように答えています。

「ネガティブ思考そのものは、悪いものではありません。物事のマイナスな側面を見られるということは、それだけリスクに対して敏感だということ。過度なポジティブ思考の人は、逆に言えば物事のリスクを上手に見ることが苦手な人なんです」。

上記のように答えることで、ほとんどの人は「ほっ」としたような表情を見せてくれます。多くの本やコラムなどを読むなかで、なんとかポジティブ思考になろうと努力をしている人がほとんど。しかしそれは、無理に自分の性格を変えようとしているようなものです。それでは苦しいだけでしょう。

私がおすすめしているのは、「感情のコントロール方法で本当に大切なのは、感情そのものの良し悪しをジャッジするのではなく、バランスを意識することである」という考え方です。

過度なネガティブ思考の人は、物事のポジティブな側面を無視してしまっています。同様に、過度なポジティブ思考の人というのは、物事のネガティブな側面を無視してしまっています。

大切なのは、ポジティブとネガティブの両方を見るということ。怒りや悲しみなどをコントロールし、それ自体を感じないようにするのは逆効果。臭いものに蓋をするようにネガティブな感情を無視するのではなく、自分の中に生まれた感情を、まずはしっかり感じるのです。それができれば、目の前のことについてフラットな視点と感情を持つことができるでしょう。

例えば冒頭の相談者は30代の女性でしたが、職場でミスをして怒られたときに、ひどく落ち込んでしまうとのことでした。

仕事のミスというのは、たしかに怒られると落ち込んでしまうものです。しかし、落ち込むこと自体は悪いことではありません。なぜなら、落ち込むことで「次はミスしないように頑張ろう」と思えるからです。
特に過度にポジティブ思考な人は、「次は大丈夫!」と反省をせずに同じ失敗を繰り返してしまいます。ですので、落ち込むということは決して悪いことではありません。

脱ネガティブの秘訣は、マインドフルネスになること

実は、人は特定の感情をずっと同じように感じることは基本的に難しいようにできています。もしも落ち込んだときには、友達や彼氏・夫などに話すことでしっかりとその感情を感じ切ってしまいましょう。そうすることでデトックスされ、ネガティブな落ち込みを抱いた当初と同じ強さで感じることはないはずです。脱ネガティブになるためには、一度徹底的にネガティブになることが大切なのです。

「徹底的にネガティブになったはずなのに、また落ち込んでしまった」ということも、きっとあるでしょう。でも、それはまだ、未消化の感情があったというだけのこと。最初と同じようにまた感じることで、ネガティブの感情の量は少しずつ減っていきます。そうして感情を感じ切るというプロセスを繰り返すことで、いつしか落ち込んだ気持ちもあまり感じなくなるでしょう。あなたの中にある、落ち込んだ気持ちを沸かせる源が、感情を感じることで少しずつ癒えていくからです。

イメージとしては、ネガティブな感情は心にできた「腫瘍」のようなもの。腫瘍を取り除いたとしても、腫瘍があった穴が塞がるまでは、膿が出てしまいます。そのため、しばらくはジクジクと痛みますが、時間が経てば元どおりになるものです。

落ち込んだ気持ちさえ軽くなれば、「次はこうしよう」という前向きな改善案も生まれやすくなります。相談者の女性もそのように伝えると、「じゃあ落ち込んでも良かったんですね! 私は落ち込むことそのものに対して、落ち込んでいたように思います」と明るい表情を見せてくれました。

多くの人はこの相談者の女性のように、感情そのものに対してジャッジすることで、感情をコントロールしようとしています。しかし本当は、感情はコントロールするものではありません。

もしもあなたが感情に振り回されたくなければ、まずはコントロールを手放すこと。自分が感じている感情がどのようなものなのかをしっかりと見つめ、「今、私はそう感じているんだな」と、ただ認識するだけで良いのです。この「今ここ」にただ集中する心の在り方をマインドフルネスとも言います。

過去のできごとや未来に起きそうなことなど「今この瞬間には存在しないこと」ではなく、「目の前のこと」に集中する。それが、マインドフルネスです。

明日のことは、誰にも分かりません。心配事をどれだけ考えても、それが実現しないかもしれないのです。それよりも、今日あなたがすべきことに集中することのほうが、よっぽど大切。そしてあなたが今日するべきことに集中している間は、実は過去の失敗や未来に対する不安な気持ちは出てこないのです。

感情に振り回されない究極の方法は、今をしっかり生きること。

こうした感情の仕組みを知ることで、大人の女性としてこれまでのように、一方的に感情に振り回されることはないはず。感情自体は、あなたがいま何を感じているのかを教えてくれる大切なメッセージ。ぜひ、あなたの感情の動きに耳を傾けて生活をしてくださいね。

 

 

<執筆>今井 翔(All About「恋愛」ガイド)

大人の女性に役立つ恋愛や自分磨きの情報サイト、「IMAITSUBASA.COM」を運営。執筆家、講演家。恋愛・パートナーシップに関する人間関係の専門家。大学では心理学を専攻。大学卒業後も継続して心理学やコーチングを学び、婚活サービスに関する企業に勤務。相談件数は前職を含め男性だけでも300件超え。本質を大切にした、独自のアドバイスに定評がある。『「モテる男」と「嫌われる男」の習慣』(明日香出版)が好評発売中。

 

 

 


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