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日本文化を再発見!骨董市にはお宝がいっぱい!

2018.11.23

各地で開催されている骨董市。骨董品には経年変化による味のある風合いなど独特の魅力があります。日本の良いものを見つけるべく、「大江戸骨董市」へでかけてきました。初心者でも行きやすい露天の骨董市です。

 

 

初心者でも気軽に楽しめる!「大江戸骨董市」

2003年から月に2回、第1・3日曜日に開催されている「大江戸骨董市」。毎回250~300店が出店する日本最大級の骨董市です。品物は日本のものが8割以上を占め、古民具・着物・茶道具・食器・版画・浮世絵などジャンルはさまざま。海外のものは、西洋やアジアはもちろん、北欧や中南米、ときにはチベットの骨董品が並ぶこともあります。

定期的に出店する人も多いので、何度も通って顔見知りになれば、行く楽しさも増していきます。

「東京という場所柄、流行に敏感な方や自分が使うものにこだわる方が多く来場しています。普通に売っているものでは飽き足りなくなった方が、お気に入りを探すためにいらっしゃいますね。品物をつきつめていくと、骨董品に行きつくことが多いです。良いものだからこそ100年も200年も大事に使われてきたわけですし、経年変化によって風合いが増すのも魅力です」(大江戸骨董市実行委員会事務局長の浅野さん)

骨董品やアンティークは、厳密には100年以上経ったものを指すことが多いですが、同市での出品はそれに限定していません。作家ものや歴史的価値のあるものであれば、昭和頃のものもあります。また、気軽に買い求められる小物も多く、古い小皿などは数百円から見つかります。どのお店も良心的な値付けなので初心者も安心です。

「フリーマーケットは家庭で不要になったものなども売られていますが、骨董市は純粋に店主が好きなものを売っています。もし気になるものがあれば、ぜひお店の人に気軽に話を聞いてみてください。品物についての知識が深まれば、もっと楽しみが広がります」(浅野さん)

 

 

大江戸骨董市で見つけた、こんなもの・あんなもの

実際に骨董市を回り、見つけたものをいくつかご紹介します。

●古民具
タンスや照明などの暮らしの道具は、使い込まれることによって生まれる独特の風合いが魅力。本来の使い方以外にもアイデア次第でいろいろな使い方ができ、インテリアのアクセントにもなってくれそうです。
大正時代頃の竹籠。6000円前後。何に使われていたかは正確には不明ですが、今なら「花かごとして使う方が多いですよ」と店主。

 

 

裁縫箱(4000円)。右上は針山入れ。裁縫箱はもちろん、小物入れとしても使えます。

 

 

鰹節削り器(5000円)。昭和20年頃のもので、引き出しの取っ手が魚の形をしているのがかわいいワンポイント。刃はさびていますが取り替えれば今でも使用可能。小物入れにしても良さそうです。

 

 

落雁の木型(3000円前後~)。紙粘土などを入れてハンドメイド作品づくりに活用する人もいるそうです。

 

 

●着物・帯・羽織
着物もリーズナブルに手に入ります。おすすめは、気軽にさらりと着用できる羽織。家でカーディガンがわりに着たり、ジーンズと合わせたりするのもおしゃれ。和装は海外でも人気があるので、海外旅行先に持参して日本風の装いを楽しんでみても。
「羽織」は安いものなら1枚500円~。

 

 

華やかな帯はテーブルランナーとして使うのもおすすめ。

 

 

●食器(皿・ぐいのみ・ティーカップなど)
和食に限らず、オードブルや洋食など料理のジャンルを問わず使うことができる和の食器。
お皿ひとつで、出来合いのお惣菜さえも、ぐっと高級な雰囲気に見えます。最近は若い人でもSNS映えを狙って器にこだわる人が増えているとか。
「印版皿」と呼ばれる転写シートに描かれた絵柄を転写して模様をつける方法は、量産ができるので手書きの「染付皿」に比べて価格もリーズナブル。明治や大正時代の古い皿でも500円程度で入手できます。

 

 

日本製のアンティークティーカップも素敵です。日本でティーカップが使われるようになったのは大正時代半ばくらいから。歴史は短いのですがデザインの変遷は目覚ましく、今ではあまり目にしないような洒落たデザインも多くあります。

アンティークティーカップ&ソーサー。写真のものは1920~1960年頃、名古屋や岐阜で作られたもの(1客2000円)。

 

 

●古布
手間暇かけた丁寧な織物は、今では入手しづらくなっています。古布を寄せあつめてパッチワークに使ったり、洋服のワンポイントに入れたりする人が多いそう。また、リメイクだけでなく、壁掛けにするなど柄を楽しむのもおすすめとのことです。
大正~昭和初期頃の古布(価格は布のサイズ等によって変わります。例:1.43メートル2500円)。素材は木綿など。

 

 

●古書
細かなデザインの型や布カタログのようなものもあり、日本人の古き良き時代の美意識に触れることができます。
コレクターでなくても見ていると楽しい古書。

 

 

お気に入りのものに囲まれると心と暮らしが豊かに

「自分の気に入ったものがひとつでも部屋の中にあるとそれだけで心が豊かになると思います。骨董品の場合、さらに歴史を知る楽しみも。特別高いものでなくても、気に入ったものがあれば買い求めてみてはいかがでしょうか」(浅野さん)
ティーカップやぐいのみひとつでも、心から気に入ったものであれば、使うたびに気持ちがうるおいそうです。

和のものの良さを再発見できる骨董市。お店の人との会話も楽しく、お気に入りのものを見つけたときの喜びもひとしお。ぜひ気軽にでかけてみませんか。

 

 

大江戸骨董市
日時:毎月第1・3日曜日開催 9:00~16:00(雨天中止)
場所:東京国際フォーラム地上広場(有楽町駅より徒歩1分)
※日程は会場の都合で変更になる場合もあります。また天候不良による中止もあるので、行く前には必ずホームページで実施状況をご確認ください。

 

大江戸骨董市 https://www.antique-market.jp/

 

 

撮影協力:東京国際フォーラム


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Photo・Text:Emiko Furuya