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今年1年のご褒美に、米粒が織りなす繊細アクセサリー

2018.12.07
右上から時計回りに/モミ粒リング¥7,500~、コメ粒リング¥6,000~、モミ一粒リング¥5,000〜、モミ粒ピアス¥5,500〜、コメ粒ピアス¥4,000〜、コメ粒ネックレス¥4,500、モミ粒ネックレス¥5,500 *素材 コメ粒/silver925 モミ粒/18金コーティング(地金silver925)

小さな粒が連なって、繊細ながらもキラリと光る存在感のあるアクセサリー。その粒一つ一つをよーく見てみると、少しデコボコしていて不規則、なんと「お米」の形なのです。さりげなくファッションを引き立てる、米粒アクセサリーを紹介します。

 

 

きっかけは東日本大震災、食文化の大切さを形に

ふだん、何気なく食べているお米。365日、毎日、物心ついたときから当たり前に、身近にありすぎて、このような上品で繊細なアクセサリーになるほど形がかわいらしかったとは。なぜ、「刻/兎馬」の眞穂さんは、米粒をアクセサリーにしようと思ったのでしょうか?
「数年間住んだアメリカでの生活を終え、日本に帰国しようとしていた矢先、東日本大震災が起こりました。小さい頃から慣れ親しみ、いつも食卓にあがっていたご飯、野菜やキノコ類など、私はアメリカ滞在中にものすごく欲していたんです。だから、被災地の惨状や日本からの情報を聞くにつれ、これらの大好きな食べ物や日本の食生活が、帰国しても食べられなくなってしまうかもしれないと思うと、とても悲しくなってしまいました。その時に深く思った、自分を育んでくれた食文化の大切さや、五感で味わった食生活の記憶が、この米粒シリーズが誕生する礎となりました。多民族国家のアメリカで、自分のルーツや宗教を大切にするという事を学んだのも、一つの要素になっていると思います」。

18金コーティングのほうは、モミの力強いスジが表現され、指先に存在感を。シルバーのリングは、米粒の繊細な柔らかな線が生きたデザイン。

 

 

私のアイデンティティはお米。お守りとして身に着けたい

従来的なアクセサリーのラッキーモチーフは、馬蹄やスター、ハート...などが定番どころですが、お米モチーフとは斬新! どのような思いを込められているのでしょうか?

「アメリカ滞在中、アクセサリーはファッションというよりも、アイデンティティの一つとして据えている人が多く、それに共感したことも大きいです。だったら、私のアイデンティティとなるようなアクセサリーは何だろう、と考え、お米の栄養をもらって体の三分の一くらいは出来上がっているな、と常に身につけるお守りとして、お米モチーフでアクセサリーを作り始めました」。

デザインから制作まで、作業はほぼ全て眞穂さん自宅の工房で行われています。型どりに使ったお米は、眞穂さんの叔父が丹精込めて栽培した、千葉県産のコシヒカリ。実際の米粒やモミ粒をそのまま型取りして、金属を流し込んで成型しているそう。米やモミの表面の細かい部分も、そのまま忠実に現れています。

主に、silver925を使用していますが、結婚指輪としての要望もあり、18金などの金属でもカスタムオーダー可能。「一生幸せにする」という意を込めて、モミ粒リングでプロポーズするというお客様もいたそうです。 *素材 コメ粒/silver925 モミ粒/18金コーティング(地金silver925)

ふだんいただいている、ふっくらつやつや、透明感のある炊き立てのごはんや、炊く前の白くキュッと硬い端正なお米。生活に根差した、この馴染み深いお米の形が、金や銀のカラーをまとうと、繊細なかわいらしさの中に、自然が生み出すデザインの力強さも宿り、なんとも不思議なアクセサリーになります。「いただきます」と手を合わせてから食事をいただく日本文化、その象徴のお米をお守りとして毎日つけることで、自分のアイデンティティや食べ物の大切さを再認識できるのかもしれません。

 

 

<取材強力>
刻/兎馬 coqu/usagiuma
※カスタムオーダーは、イベントなどの無い時期のみ発注可

 

 

 


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Text: Yuka Hanyuda