Skincare & Bodycare スキンケア・ボディケア

洗顔の文化が生まれたのは1000年前!?平安時代のスキンケア

2016.08.12

1000年前もやっぱり!もてはやされたのは白い肌

米ぬか

平安時代の貴族のスタイルといえば、十二単&長い黒髪。そしてそれらを引き立たせるために欠かせないのが、白く美しい肌でした。

『源氏物語』には「白く美しげに透けたるやうに見ゆる御膚つき(=肌が透けるように白い様子は、このうえなく美しい)」という記述があります。白い肌がもてはやされていたことがわかりますよね。

そもそも、「白肌=美人」の図式はなぜ出来上がったのでしょうか。あでやかな十二単&長い黒髪が引き立つというのも理由のひとつですが、実は他にも理由があるといわれています。

1:日焼けをしていない人は身分が高い
屋外で労働をする人は、顔が日に焼けてしまいます。その裏返しとして、顔が日に焼けていない→労働者ではない→身分が高い......となり、高い身分の象徴として、貴族は白い肌を目指したそうです。

2:白肌美人の楊貴妃に憧れた
唐の漢詩には、楊貴妃などの美しさをたたえる描写において、白い肌は美人の絶対条件だと記されています。楊貴妃に憧れを抱いた当時の女性達が、同じように白肌を手に入れようと努力したのかもしれません。

当時の女性達は、おしろいで肌を白くしたり、眉毛を描いたり、メイクもしていました。となると、洗顔を怠った場合、肌が荒れてしまいそうですよね。一体、当時の女性達はどのようなお手入れを行っていたのでしょうか。

平安時代の3大洗顔料は「澡豆(そうず)」「うぐいすの糞」「米ぬか」

洗顔の文化が生まれたのは平安時代だと考えられており、『延喜式』(927年)によると、洗顔料として「澡豆(そうず)」が記されています。「澡豆」は、小豆の粉に生薬を混ぜたもので、仏教とともに中国から伝わりました。汚れを落とすサポニンが含まれているので、肌の汚れを落とす効果が期待できます。

また、うぐいすの糞や、米ぬかが使われていたという話もあります。うぐいすの糞にはたんぱく質分解酵素が含まれているので、くすみをケアしハリのある肌に導く効果があります。現在も、海外セレブが愛用しているとか!?

そして米ぬかには、うるおい効果が高いセラミドや、ハリ・弾力アップに働きかけるオリザブランなど、美肌作りに効果的な成分がたっぷり含まれています。

お米のパワーで美肌に!

洗顔している女性

平安時代の女性達も、「美人」になるために色々と努力していたんですね。特に、米ぬかは、現在も日本人にとって身近なものなので、約1000年前からスキンケアとして愛用されていたというのは驚きです。

米ぬかの代わりに、米のとぎ汁でも似たような効果を得られるので、気になる方は試してみてはいかがでしょうか。米のとぎ汁をぬるま湯で1.5倍程度に薄め、肌をすすぐだけでつるつる肌を実感できるはず。肌の弱い方は念のためパッチテストをしてからトライしてみてください。古から日本が誇るお米のパワーには、本当に驚かされますね。