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スマホで老け顔に!? 皮膚科医が教える「たるみ」改善テクニック

2016.11.01
スマートフォンを見ている女性

今や、スマートフォンは、働く女子の生活に欠かせないものですよね。

しかし、上手に使えば、私たちの生活の質をグンと上げてくれる反面、肌や体への影響も問題視されています。なかには、スマートフォンの使い過ぎによって、顔や首まわりにたるみが増えてしまう、という恐ろしい状況も......。

そこで今回は、表参道美容皮膚科・原宿本院の皮膚科医 三宅真紀先生に、スマートフォンの使用で生じやすい"たるみ"と、改善方法を中心にうかがいました。

スマートフォン使用時の姿勢が社会問題にも!?

最近では、大人はもちろん、子どもの姿勢の悪さまでが社会問題となっています。電車やショッピングモールなどでも、うつむいた姿勢でスマートフォンやタブレットで遊ぶ子どもたちをよく見かけますよね。

姿勢に関しては老若男女誰もが同じで、スマートフォンを使うとどうしても下向きの姿勢をキープしてしまいがちです。そのため、首が前にせり出すようなストレートネックになったり、猫背になるだけでなくあご下のたるみやもたつきの原因にもなってしまいます。

口もとを動かさないと、顔がたるみやすくなるという事実

顔の筋肉(口角挙筋、小頬骨筋、大頬骨筋、頬筋、口角下制筋)

私たちは人と話したり笑ったりして表情豊かにしているとき、口もとを動かす口角下制筋(こうかくかせいきん)をよく使います。しかし、スマートフォンばかり見て人とのコミュニケーションの機会が少なくなると、口角下制筋の働きが弱まり口もとがどんどん下がってしまいます。口もとが"への字"になっている人は、この筋肉がたるんでいる証拠とも言えます。

口の両端からあごにかけて伸びる2本の線を指す"マリオネットライン"は、加齢とともに頬の皮膚や脂肪を支える筋肉が衰えていくことで生じます。この老化をスマートフォン使用が助長しているとも言えます。

さらに、口もとがたるむと、あごのたるみにもつながります。上下のあごの関節から口の両端に伸びている頬筋(きょうきん)という筋肉が衰えると、左右の口角が下がり暗く陰気に見え周囲に対して不機嫌な印象を与えることがあります。

大頬骨筋(だいじょうこつきん)と、小頬骨筋(しょうきょうこつきん)は、口角を上げて頬やほうれい線などのたるみを防ぎ、きれいな笑顔をつくることに必要不可欠です。

凝り固まった表情筋には老廃物や不必要な水分が蓄積し、むくみが起きたり脂肪がつきやすくなります。この皮下脂肪が肥大化すると重力の影響により下方向へ落ち、顔のたるみが発生します。

スマホの使い過ぎによる、たるみ予防のコツ

では、どのように予防をしていけばよいのでしょうか? スマートフォンは、パソコンよりも近くで画面を見ることが圧倒的に多いでしょう。ブルーライトの問題だけでなくたるみ防止のためにも、画面と顔の距離をできるだけ離して高い位置で画面を見るようにするのが望ましいですね。

そして、やはりスキンケアは保湿を欠かさないようにしましょう。口もとは口角を上げながら引き上げるようにクリームを塗り、酷使しやすい目のまわりにはアイクリームをしっかりと塗り込むだけでも、たるみの予防には効果的です。

たるみ予防には、笑顔エクササイズを習慣に!

鏡をみている女性

このように、スキンケアで十分なうるおいを与えることは大切ですが、マッサージでは筋肉が動かないのでスマートフォン使用によるたるみケアを目的とした場合は、あまり効果は期待できないでしょう。

たるみ対策には、マッサージよりも自分で筋肉を動かすエクササイズをすることが効果的です。例えば、一日に数回、鏡を見て笑顔を作ったり、舌で内側から口角まわりを押し上げるようなエクササイズを行うなど、自分で意識して筋肉を動かすことが重要となります。

表情筋は、使わなければ身体の筋肉と同様に衰えていくものです。そうすると、表情筋の上に位置する皮膚や皮下脂肪を支えきれなくなってしまうので、たるみを防ぐには、表情筋を動かしたり、刺激を与えたりすることが大事なのですね。

スマホで出来やすい首のたるみ・シワは、枕を使わないことで阻止!

たるみは顔だけにとどまりません。首やあごの下は「年齢が出やすい」と言われるパーツですが、スマートフォンの使い過ぎによって首まわりにたるみやシワができやすいことも事実です。

私自身は首のシワ予防として、クリームなどで保湿することはもちろん、枕を使わずにタオルを敷いてその上に眠るようにしています。高すぎる枕を使用して寝ている方は、一度使用を見直すことをおすすめします。


スマートフォンの影響は、"皮膚科医に聞く 毎日浴び続ける「ブルーライト」から肌を守る方法"でお伝えしたようにブルーライトの影響だけにはとどまりません。

スマートフォンの使用をやめることはできないまでも、日々のスキンケアやエクササイズなどで血流を良くし不要なものを流れやすくすることで、たるみにくい環境に導くことができます。ぜひ、毎日の習慣として、取り入れてみてくださいね!

<取材協力>三宅真紀(みやけ・まき)先生

2005年関西医科大学卒業後、厚生中央病院に勤務。その後2007年にシロノクリニックに入職し、2009年にシロノクリニック横浜院院長に就任。2015年より表参道美容皮膚科原宿本院に入職。レーザー治療・アンチエイジング治療のエキスパート。患者様の気持ちに寄り添う親身な治療が好評。

http://omotesando.info/

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Text:Yuki Ishihara
illustration:Yuko Sekine