Skincare & Bodycare スキンケア・ボディケア

女性ホルモンの、ゆらぎに合わせる“美肌タイミング”ケア

2016.11.04

生理前になるとニキビができたり、むくんでおブスになったりしてしまう......。1カ月を通し変化する女性ホルモンバランスは肌と密接に関係しています。そこで今回はAll About「スキンケア」ガイドの久保直子さんに、生理周期ごとに適したスキンケアや女性ホルモンバランスを整えるリラックス法について伺いました。

美肌のカギを握る、エストロゲンとプロゲステロン

女性の一生は女性ホルモンバランスと共にあると言っても過言ではないくらい、肌・心・身体に大きな影響を与えています。まずは下のグラフを見てください。たった1カ月という短い期間でも、こんなにホルモンバランスは変化するんです!

生理の周期とホルモン量

女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があり、生理周期によってそれぞれの量を調節しながら卵巣から分泌されています。美肌ホルモンとも呼ばれるエストロゲンは、肌の水分量を上げたり、コラーゲンの生成を促してハリをアップさせたりするだけでなく、女性らしい身体を作ってくれる効果も。このホルモンの分泌量は、生理後から徐々に増え始め、排卵前にピークを迎えます。

排卵後はエストロゲンが減り、プロゲステロンの影響が強くなります。皮脂分泌が盛んになり、ニキビができやすい状態に。さらにはシミができやすく、水分をため込むためむくんでしまうなど肌も身体も調子が下降気味になります。こう聞くと、プロゲステロンはありがたくないものと思われがちですが、妊娠を助けるためにとても重要なホルモンです。ニキビもむくみも体内の悪いものを出してくれるデトックス期ととらえて、前向きに乗り切れるといいですね。

生理周期に合わせた4つの"美肌タイミング"ケア

女性

肌が生理周期によってゆらぐことを逆に味方にして、その時期、その時期に合ったベストタイミングで適切なスキンケアを行えば、1カ月間いい状態で肌を保つことができます。

【卵胞期】新しいアイテムやマッサージで攻めのスキンケア
排卵前のこの時期は、生理が終わりエストロゲンの分泌量がぐんぐん上がっていきます。肌の水分量が増えて、肌の調子も絶好調。新しいスキンケアを試してみるのに最適です。吸収力も高まっているので、ちょっとお高めのマスクなどを投資するのも◎。

代謝もアップしているので、マッサージでさらに肌ツヤを高めるのもおすすめです。マッサージといっても普段使っている乳液やクリームを使って、30秒程度めぐりを意識するくらいでOK。あくまでもソフトに行いましょう。

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【排卵期】バリア機能を整える保湿ケアでしっとりケア
卵胞期から引き続き絶好調の肌の人もいれば、排卵痛を感じてデリケートになる人も。絶好調の人は卵胞期と同じ攻めのスキンケアを続けましょう。透明感があっても、肌に疲れが見えるときは、なんだかくすみが気になると感じたら、バリア機能を整える保湿ケアがおすすめです。保湿力の高い美容液やオイルを使ったり、乾燥が気になるパーツはクリームを2度付けするなどして肌を見ながら調整して整えてあげましょう。

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【黄体期】クレンジングクリームで優しく老廃物ケア
美肌ホルモンであるエストロゲンの分泌が減り、プロゲステロンが増えてきます。そのため肌調子は段々と下り坂に。皮脂が増えて毛穴に詰まりやすくなっているのでニキビを作らないためにも、肌にこもっている悪い物を優しく出すイメージでクレンジングを丁寧に行いましょう。マッサージしやすい、クレンジングタイプがおすすめです。

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【月経期】デリケートな肌をいたわるソフトケア
肌トラブルが起こりやすく敏感肌に傾いている時期なので、いつもと同じアイテムがしみる・ピリピリするなどのトラブルが起こりがち。焦って新しい美容液を使うのではなく、あくまでも基本のケアを大切にしましょう。この時期だけ敏感肌用アイテムに切り替えてもいいですし、そこまでトラブルがひどくなければ、敏感肌用でなくても保湿力が高い物がおすすめです。

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睡眠前の"香りケア"で女性ホルモンをアップ!

香り

生理周期に合わせたスキンケアを行おうとしても、女性ホルモンのバランスが崩れると生理周期も乱れてしまいます。美肌になるためにはスキンケア命!と肌だけを切り離さないで、心も身体も一緒にケアしてあげましょう。女性ホルモン力を上げるには、良質な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動とごくごく当たり前のことを当たり前に行うだけ。でも忙しい毎日では、なかなか理想通りにはいきませんよね。

そんな方は、眠る前のほんのひと時でできる"香りケア"を始めてみませんか? いい香りをかいで、深く呼吸することで副交感神経を動かしストレスが解消され、良質な睡眠もとることができます。女性ホルモンを調整するゼラニウムや、イランイラン、鎮静効果のあるラベンダーなどそれぞれ効能は違いますが、大切なのは好みの香りでリラックスすること。スキンケアに併せて、香りケアもぜひ取り入れてみてくださいね。

<久保直子さん プロフィール>

ウェルネス&ビューティジャーナリスト。植物療法士。スポーツアロマテラピスト。香りプロデューサー。美容ライターを続ける中で、出産を機に心身共にダウン。その経験から美容&健康には心身のバランスが大切だと気づき、DTWフラワーエッセンスプラクティショナー、AMPP(仏植物療法普及医学協会)認定メディカルフィトテラピスト、スポーツアロマテラピストの資格を取得。雑誌やWeb、セミナー等で独自情報を発信、商品開発やイベントプロデュースも。また、性教育ワークショップSEIJUKUを主宰するなど、ママキッズサポート活動にも尽力。

Text:Miki Umezu
illustration:Azusa Ohtsuka