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知らないうちに日焼け!?ウインタースポーツで気をつけたい日焼け対策の落とし穴

2017.01.06
雪山で日差しを浴びている女性

冬は夏に比べて「日焼けをしにくい」と思っていませんか?

確かに、「降り注ぐ紫外線量」は夏に比べて減少します。でも、日焼けをする要因はそれだけではありません。油断していると、真夏以上に肌に負担をかけることも......!

今回は、そんな冬の日焼けの落とし穴と、冬の正しいUV対策を米肌 ビューティプロデューサー 宇都宮己良子さんに教えていただきます。

新雪の紫外線反射率は、アスファルトの8倍!!

雪山

よく耳にするのは「雪山では日焼け止めをしっかり塗ろう」という話。どうして雪山では紫外線対策が必要なのでしょうか?

「雪山でスキーをすると、雪をまぶしく感じることがありますよね。それは、雪が光を反射しているということ。つまり、光とともに紫外線も顔に浴びているのです。

アスファルトの紫外線反射率が10%であるのに対し、実は、新雪の紫外線反射率は80%もあります。ですから、雪山でスキーをする場合は、上から降り注いでくる紫外線と、雪に当たって反射した紫外線の両方が肌にダメージを与えてしまうことになります」(宇都宮さん)。

雪山では、四方八方から紫外線が襲ってくる!?

雪山でUV対策が必要な理由はまだあるそう。

「標高が高い所にいても、低い所にいても、それぞれさらに紫外線を浴びるリスクをはらんでいます。

まず、標高が高い所にいる場合。一般的に、標高が高い所は低い所よりも紫外線が強くなります。紫外線は上空から地表に到達する間に、空気分子などにより散乱され、強度が弱まります。しかし標高が高いと大気の量が少ないので、紫外線は散乱をしにくくなり、強度が保たれたままになります。つまり、紫外線の強さは衰えず、そのまま地表に届きやすくなるのです。一般的にUVインデックスは標高が1000m高くなると約10%増加するといわれています。

次に、標高が低い所にいる場合。『標高が高いと、紫外線は散乱をしにくくなるため強度が保たれる』とお伝えしましたが、反対に標高が低い所では『散乱光』の影響を受けやすくなります。散乱光とは、雪に当たって地表面から反射した紫外線が、さらにその後、空気分子などにぶつかり、様々な方向へ散乱するものです。標高が低い所では、紫外線の強さ自体は弱まりますが、空気分子にぶつかる可能性が増える分、空気中のあらゆる部分から紫外線が襲ってくることになるのです」(宇都宮さん)。

雪山での紫外線(散乱光)

冬は夏以上に、紫外線ダメージが深刻化しやすい

雪山では、真夏以上に紫外線を浴びかねない理由はよく分かりました。それではもし、実際に雪山で紫外線を浴びてしまったとしたら、肌はどのような影響を受けるのでしょう。真夏並みにシミができてしまうのでしょうか?

「夏と冬の肌状態の違いから起こる紫外線ダメージについては、冬は紫外線量が少ないため、肌の紫外線に対する抵抗力が落ちていることが予想されます。なぜなら、冬は日常的に浴びる紫外線量が少ないために、肌内にあるメラニンの量も少なくなっているからです。もともとメラニンは紫外線からのダメージを守るために産生されます。メラニン量が少ない冬の肌状態で紫外線量の多い環境にいきなり肌がさらされると、肌を守ることが充分にできないため、細胞が傷つきやすくなることが考えられます」(宇都宮さん)。

雪山で突然大量の紫外線を浴びることは、例えるなら、盾も持たず敵陣に乗り込むようなもの。雪山に行く場合は、正しいUV対策が不可欠ですね。

雪山でも絶対焼かない! 正しい日焼け止めの使い方

雪山でのUV対策のポイントを宇都宮さんに挙げていただきます。

□日焼け止めはSPF30~50/PA+++程度、またはそれ以上のものを使う
□日焼け止めを塗る前にしっかり保湿をして、日焼け止めをムラなく全顔にのばす
(うるおいがありキメの整った肌は、日やけ止めもベースメイク料もムラなくつけることができます)
□ゴーグルを着用するとしても油断は厳禁。日焼け止めを塗るのは忘れずに!
□日焼け止めをこまめに塗り直す
(皮脂を押さえ、手のひらに日焼け止めを通常の半量とり、肌をこすらないように顔全体につける。
 その後、ファンデーションを薄く塗るのがオススメ)
□唇にもUVカット効果のあるリップをつける
(リップもこまめにつけなおす)


<雪山でのUV対策おすすめアイテム>

スポーツビューティー UV ウェア(スーパーハード)(SPF50+/PA++++)
スポーツビューティー UV ウェア(スーパーハード)
SPF50+/PA++++
50mL/ミニ20mL
アディクション ティント リッププロテクター SPF20
アディクション ティント リッププロテクター + モア
SPF20

万が一日焼けをしてしまった場合は、体内で伝達される「メラニンを作って」というメッセージを遮断することが大切だそう。

「保冷剤を布などに包み、一か所5秒程度冷やすとよいでしょう。冷やして紫外線の微炎症を抑えることで、メッセージの伝達をストップさせます」(宇都宮さん)。※冷しすぎによる低温やけどにご注意ください。目の周り、眼球および唇は冷さないようにしてください。

ウインタースポーツが楽しい季節。正しい日焼け止め対策で、透明感とうるおいのある肌を守りたいですよね。ご家族でウインタースポーツを楽しむ場合も多いと思いますが、その場合は、お子さんの日焼け止め対策も忘れずに! 米肌の日焼け止め製品は、大人の肌を想定して開発されていますが、中学生・高校生くらいの年齢ならパッチテストでトラブルがなければ使用しても大丈夫だそう。ただし、製品ごとに「落とし方」や「ご使用上の注意」が記載されているので、保護者がしっかり確認して正しく使ってあげてくださいね。

Illustration:Oto Nakazono(ks-designroom)