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マスクをすると保湿効果がアップ!?クイズで学ぶ「正しい冬の肌ケア方法」

2017.02.03
寒い公園にいる女性

乾燥や花粉で、肌トラブルが起こりやすい季節。せっかくいつも以上にお手入れを頑張っても方法が誤っていたら台無し。そこで、正しい冬の肌ケア方法を米肌・ビューティプロデューサーの宇都宮己良子さんに伺います。

その肌ケアって実はNGかも?次の質問に ○ or × で答えてください

Q1:花粉が肌に付着しているとバリア機能が低下するので、花粉が多い日はこまめにティッシュで肌表面の花粉をふき取るとよい。

Q2:化粧水ミストを吹きかけると、肌の水分を奪いながら蒸発してしまうため、よけい肌が乾燥するので使わないほうが良い。

Q3:化粧水を顔全体にムラなくつけた後でも、乾燥していると感じる部位は重ねづけをして保湿する。

Q4:乾燥が気になるときにさらに化粧水をつけても、クリームをつけた後では化粧水は浸透しない。

Q5:保湿効果を高めるためにマスクをつける。

Q1の答えは「×」
ティッシュで肌をこすると、摩擦による肌ダメージを招くのでNG!

「花粉が肌に付着していても、バリア機能を低下させる直接の要因にはなりません。花粉が肌に悪さをするのは、角層に入り込んだ後の話。肌のバリア機能には、花粉などの異物を角層に侵入させない保護の働きがあります。このバリア機能が低下した結果、皮ムケなどの症状にまで進展してしまうと、角層内に花粉が侵入し、肌ダメージとなることがあります」(宇都宮さん)。

つまり、花粉によって肌トラブルが生じる流れは「花粉が肌に付着→バリア機能が低下→肌トラブル」ではなく、「バリア機能が低下→花粉が角層に侵入しやすい状態になる→肌トラブル」ということ。
バリア機能が低下する要因は、乾燥やストレスなど様々ですが、「摩擦」もそのうちのひとつ。
だからティッシュで肌表面をこすって摩擦を与えるのはNG!

「花粉やハウスダストなどの異物を、無理やりティッシュで取ろうとすると、摩擦により角層細胞がめくれて肌がダメージを受けやすい状態になる可能性があります。肌に付着した花粉は、洗顔でやさしく除去するのが正解。洗顔料は過剰に分泌した汚れた皮脂も取りますが、同時に肌に付着した花粉などの異物を取ることも役目のひとつです。また、『バリア機能が低下しているかも?』と感じた場合は、メイク料を落とすためのクレンジングのタイプにも注意が必要です。おすすめはクリームタイプのクレンジングです。クリームタイプの柔らかなテクスチャーなら、クレンジング時の摩擦が少なくてすみます。クレンジングクリームは洗い流しができるものを選び、こすらずにクレンジング料を落としてあげましょう」(宇都宮さん)。

肌潤クレンジングクリーム

肌潤クレンジングクリーム
120g 1,800円
うるおい成分が65%配合されたやわらかなテクスチャー。摩擦による肌の負担をおさえるとともに、米ぬか由来のうるおいヴェールがはじけて汚れを浮かせて包み込みます。キメの隅々まで入り込んだ汚れもすっきり無理なく落とせます。

Q2の答えは「×」
化粧水ミストは、肌を保湿してくれるのでどんどん使って!

「化粧水ミストをつけると、よけい肌が乾燥する」という話は、美容好きの間では「実はNGのあるあるネタ」として有名ですが、そのネタにはさらに続きがあるんです! 

結論から言うと、単なる水を吹きかけるのはNGだけど、化粧水ミストならちゃんとうるおうからOK。
それではなぜ、水はNGなのに化粧水ミストならOKなのでしょうか? 

「化粧水ミストを肌に吹きかけると肌が保湿され、空気中の湿度の方が角層よりも低くなる可能性が高まります。空気中の水分は湿度の高いところから低いところへと移動します。そのため、化粧水ミストの保湿成分で水分量が増えた角層から湿度の低い空気中へ保湿成分が移動していきます。しかしそれは『与えた保湿成分が空気中に移動した』に過ぎず『化粧水ミストを使ったせいで肌がさらに乾燥する』わけではありません。ですから『どうせ取られるから与えない』というのではなく、化粧水ミストをこまめに使うことで、なるべくうるおっている状態を作ることが大切なのです」(宇都宮さん)。

ちなみに水をスプレーした場合は、角層内の保湿成分「NMF」が水に溶けこんでしまい(NMFは水に溶ける性質がある)、角層内にあったNMFごと空気中へ出ていってしまうため、角層の保湿力が落ちる可能性があり、NGなんだそう。

Q3の答えは「○」
乾燥している、と感じる部位には重ねづけがおすすめ!

「人それぞれ、乾燥しやすい部位は異なります。ですから、顔全体に化粧水や美容液を一回つけたからといって、それで全ての方が充分保湿できているかというとNOと言えるでしょう。『肌潤化粧水』をたっぷりつけた後、『肌潤改善エッセンス』をつけて3~4分待ってみてください。その後、乾燥していると感じる部分に、もう一度エッセンスをつけるのがオススメです」(宇都宮さん)。

肌潤化粧水

肌潤化粧水
120ml 5,000円
ライスパワーNo.11をはじめ、数十種類のアミノ酸やペプチドなどが肌のバリア機能をサポート。肌の天然の保護膜である皮脂膜と同じ役割を目的とする大豆発酵エキスや、NMFの働きである、空気中の水分を取り込むビフィズス菌発酵エキスも配合。

肌潤改善エッセンス

肌潤改善エッセンス
(医薬部外品) 30ml 7,000円
角層内でうるおいを保つセラミドを生みだし、肌自らが水分をたくわえる力をアップする薬用保湿美容液。べたつかない、しっとりなめらかなテクスチャー。

Q4の答えは「○」「×」両方
「重ねづけ保湿」は商品によって異なる!化粧水が浸透するクリームであれば、うるおい度はアップします。

特に乾燥が気になるときは、化粧水とクリームを交互に何度か重ねる「重ねづけ保湿」も有効だそう。

「クリームは化粧水を蒸発させないために最後につけるものでは?と思われるかもしれません。たしかにクリームは、エモリエント成分(油分)が配合されているので、与えられたうるおいを閉じ込める機能があります。でも、クリームのタイプによっては、クリームをつけた後でも化粧水の保湿成分を浸透できるものもあるんです。米肌のクリーム3品は、どれも重ねづけ保湿ができる製品。なかでも『活潤リフトクリーム』はエモリエント成分の配合量が多いので、乾燥が気になる方にオススメです」(宇都宮さん)。

[化粧水とクリームの重ねづけ保湿の方法]
イラスト1

1.化粧水を肌につけ、ハンドプレスをします。キメの溝に埋め込むイメージで内側から外側、下から上へ。

イラスト2

2.化粧水が肌になじんだら、パール1個分のクリームを5カ所に置いて、ハンドプレスをしてなじませます。小ジワが気になるところなど、細かい部分にも指の腹を使って丁寧に塗布しましょう。1&2を1セットとして、2~5セットリピート。肌になじむ時間の目安は化粧水は1~2分、クリームは3~4分ですが、人によって異なるので自分の感覚を重視してください。
※量と回数はお肌の状態に合わせて加減してください。

Q5の答えは「○」
マスクによる保湿効果は○。ただし長時間装着しているとリスクも!

「私たちは角層の外側に、温度と湿度をキープする層を持っています。でも、風が吹くとその層が一瞬壊れます。夏の暑いときに扇子で扇ぐと涼しくて気持ちいいですよね? それは、扇子の風によって部屋の温度が下がったからではなく、層が壊れたことで温度と湿度が一瞬下がるため涼しく感じるのです。マスクをすると、その層が壊れるのを防ぐことができます。層が保たれ、湿度を保つことができるので、肌のうるおい状態を維持しやすくなるというわけです。ただし、マスクの摩擦の刺激により肌が荒れたり、抗菌剤に反応して肌が赤くなったりするケースなどもあるので、長時間マスクをつける際は注意してくださいね」(宇都宮さん)。

いかがでしたか? 正しいケアで、冬の冷気や花粉に負けない、うるおい肌をキープしましょう。