Skincare & Bodycare

瞳も、目もともうるおう! 働く女子が直面する、ドライアイの改善策とは

2017.02.14

乾燥の季節、誰もが悩みがちなドライアイ。現代病のひとつであるドライアイは、防ぐことができるのでしょうか?

また、働く女子としては、ドライアイが目そのものだけではなく、目のまわりのシワやたるみなどの老化と繋がるかどうかも、心配になりますよね。

そこで、ご自身も忙しく働く女子である、医療法人社団吉徳会 あさぎり病院に勤務する眼科医・窪谷日奈子先生に、最近のドライアイ事情からオフィスでの改善方法、自宅でのケア、ドライアイになりにくいコンタクトレンズ選びの秘訣まで、たっぷりと教えていただきました。

乾燥の季節、誰もが悩みがちなドライアイ。現代病のひとつであるドライアイは、防ぐことができるのでしょうか?

また、働く女子としては、ドライアイが目そのものだけではなく、目のまわりのシワやたるみなどの老化と繋がるかどうかも、心配になりますよね。

そこで、ご自身も忙しく働く女子である、医療法人社団吉徳会 あさぎり病院に勤務する眼科医・窪谷日奈子先生に、最近のドライアイ事情からオフィスでの改善方法、自宅でのケア、ドライアイになりにくいコンタクトレンズ選びの秘訣まで、たっぷりと教えていただきました。

 

 

ドライアイの原因となる、生活習慣とは

パソコンでドライアイの女性

ドライアイの原因は、涙の異常です。原因として一番多いのは環境要因で、パソコンやテレビ、スマートフォンの画面などを見続けると、まばたきが減少して涙が乾きやすくなります。また冷暖房などの空調による乾燥も、ドライアイの原因となります。

また、涙の分泌は副交感神経に支配されているので、リラックスしているときには瞳はうるおっていますが、緊張をしていて交感神経が優位になっているときには分泌が減少し、ドライアイになりやすくなります。そのため、ストレスが多いと涙の分泌が抑制されて、乾燥しやすくなります。

その他、コンタクトレンズの長時間の装用や、夜型の生活、食生活の変化、運動不足などライフスタイルが乱れると、涙の質が悪化して、ドライアイになりやすいと言われています。

実は、加齢や病気がドライアイの原因になることも

加齢も、ドライアイの大きな原因のひとつです。

涙を作る機能自体が年齢とともに低下するため、涙の量が減少したり、涙のうるおい成分が減ってくるため乾燥しやすくなるとされています。そのため、子どもよりも大人のほうが、ドライアイが増えます。

また、全身の病気が原因でドライアイになることもあります。女性に特に多く見られるのは自己免疫疾患によるものです。涙腺が破壊されて涙がほとんど出なくなり、重篤なドライアイが引き起こされることがあります。

ときには、目の手術後や、飲んでいる薬の副作用でドライアイが引き起こされることもあり、さまざまな原因が絡み合って症状が発生します。

働く女性が無理なく毎日行える、オフィスでのアイケア

では、オフィスなどで忙しく働く女性がドライアイを改善するために、日頃からどのようなことに注意することが必要なのでしょうか?

まず簡単にできることとしては、まばたきをしようと意識することです。作業の合間に意識してしっかりまばたきするだけでも、目のうるおいはだいぶ変わっていきます。

作業中は、最低でも1時間に一度は休憩を取りましょう。休憩が難しければ、1時間パソコンに向かったら、10分ほどコピーをとったり物を運ぶなど、別の作業をはさむと良いですね。

デスク周りに加湿器を用いたり、エアコンの風量や風の向きを調整するなど、環境を整えることも効果的です。ドライアイ専用の眼鏡をかけたり、眼鏡の周りにカバーをつける方法もあります。

暗いところで画面を見ることは、ドライアイを進ませる要因に

暗い部屋でスマホを見ている女性

さらに、パソコンやスマートフォンなどを暗い場所で見ていると、画面を凝視しがちになりまばたきが減るので、ドライアイを進ませてしまいます。

また逆に、適切な明るさのはずなのに画面がまぶしくて見えにくいと感じるときは、ドライアイによって角膜に傷がついている可能性があります。角膜に傷があると光の刺激を強く感じやすいので、そのような症状を感じたときは、早めに眼科を受診しましょう。

ドライアイと、コンタクトレンズの装用

コンタクトレンズは目の表面から水分を奪うため、ドライアイになりやすいと言えます。

そこで、ドライアイ用の点眼をして、涙の量と質を改善することが重要です。涙の量が減っているのか、涙の質が悪くなっているのかによって使用する点眼薬が変わってくるので、乾燥を感じたらまずは眼科を受診し、どんなタイプのドライアイであるかを診断してもらうことが大切です。

また、起きている間にずっとコンタクトレンズをつけているのでなく、帰宅したら眼鏡に変えるなど装用時間を短くする工夫も必要です。最近では表面から水分が奪われにくい素材でできたコンタクトレンズもありますので、さまざまなアイテムを試すことも効果的ですね。

アイメイクやサロン施術が、ドライアイを引き起こす可能性

働く女子は、アイメイクを楽しむ方も多いことでしょう。では、アイメイク、二重用テープ、まつ毛エクステンション、まつ毛パーマなど、目もとのメイクや施術をするときには、ドライアイの症状を深刻にさせないため、どのようなことに注意すると良いでしょうか?

それぞれ、見ていきましょう。

★マスカラ・アイライナーなどのアイメイク
目のふちにあるマイボーム腺という脂腺をつまらせてしまい、ドライアイを悪化させます。とくにまつ毛の内側の粘膜には、メイクの顔料が入らないように気を付けましょう。

★二重用テープ
皮膚を粘着させるため、まぶたを閉じることが不十分になりやすいです。テープを貼ったあとに自然に目を閉じることができているか、必ず確認しましょう。

★まつ毛エクステンション・まつ毛パーマ
正しい方法で施術してもらえば問題ありませんが、粘膜に近い部分に接着剤や薬液が触れるため、危険と隣り合わせです。粘膜が荒れると脂の分泌が悪くなり、ドライアイの悪化につながる可能性があります。

 

ドライアイによる、目もとの老化を防ぐ秘訣

目もとを触っている女性

また、ドライアイになると目に不快感があるため、無意識にこすってしまったり強い力でぎゅっと目を閉じることが多くなります。

こういったまぶたへの強い刺激で、目の周りの皮膚にシワやたるみができやすくなります。とくに、上まぶたを上げるための筋肉は強い引っ張り刺激に弱く、一度伸びきってしまうとまぶたがたるんだ状態で戻らなくなります。

そこで、血流を改善するために、温かいアイマスクを使ったケアが効果的です。

まつ毛の生え際には、目の表面を保護するための脂の腺があり、その分泌をよくするために、蒸しタオルをまぶたにのせて、目もとを十分に温めます。目が温まった状態で、薄めたベビーシャンプー(清潔なお湯1/2カップに2~3滴程度)をつけた綿棒で、マイボーム腺の入り口をやさしく拭き取るのも効果的です。

その後は、目もとをアイクリームなどでしっかり保湿をしておきましょう。

もともとドライアイがある方は、どうしても目もとをこすったり、まぶたを強く閉じる習慣がありシワやたるみができやすいもの。そこで、目もとの老化を予防するために、まぶたの皮膚を十分にうるおわせておくことが大切です。

ドライアイは、眼科で治療を開始してからも、その効果が出るまでに時間がかかることもあります。だからこそ、日頃から十分なケアを心がけることで、うるおった瞳と、ハリのある目もとをキープしていきたいですね。

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<取材協力>眼科医・窪谷日奈子先生

あさぎり病院眼科医長
専門分野:眼瞼、斜視、眼形成
日本眼科学会専門医

あさぎり病院

Text:Yuki Ishihara