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うっかり日やけ、もう繰り返さない!日やけ止め以外で紫外線から肌を守る方法

2017.07.11

UVケアのために「日やけ止めを塗っている」という人は多いはず。実はそれ以外にも日やけを防ぐ方法はたくさん。美容エディターの藤井優美さん発、最新のUVケア知識を学んで、全方位から抜かりなく美肌を守りましょう!

 

 

 

 

紫外線は深刻なエイジングトラブルを起こす原因に

紫外線は美肌の大敵!というのはよく知られていることですよね。「最近では、肌に悪影響を与えるものとして『ブルーライト』や『近赤外線』などというワードが注目を集めていますが、やはりもっとも肌にダメージを与えるのは『紫外線』ですよね」と話すのは、美容エディターとして、紫外線に関しての豊富な知識を持つ藤井優美さん。

「一般的に言われる『日やけ(サンバーン)』はUVB波が原因で、乾燥やニキビの悪化、シミやシワの原因になります。しかし、忘れてはいけないのがUVA波。UVA波はUVB波よりも肌の奥まで届き、細胞にまでダメージを与えるうえ、活性酸素を発生させてシミやたるみといった深刻なエイジングトラブルを引き起こしてしまうのです」(藤井さん)。

UVB波はもちろん、UVA波もカットすることが大切なんですね。「そう。そんなUVA波は、紫外線全体の95%を占めているうえ、照射量の多い4~8月だけでなく、それ以外の月も約半分の量が降り注いでいます。ですから、1年を通してのUVケアが大切ですよ」(藤井さん)。

紫外線の怖さはわかっているつもりでも、ついついケアを怠ってしまう時があります。「1日数分でも紫外線は蓄積されてしまいます。『ちょっと洗濯物を干す間』『ちょっとゴミ捨てする間』など、たった数分、1日の中で蓄積量がわずか15分肌を無防備にしてしまうと、せっかく美白ケアをしていても台無しになってしまいますよ」(藤井さん)。

抗酸化力の高いビタミンCを意識して取り入れよう!

日やけ止めを毎日塗ること以外に、白肌を守りたい女性におすすめのケアはありますか?「抗酸化作用が高いビタミンCを積極的に摂取しましょう。日やけによるダメージを受けにくくなりますよ」(藤井さん)。やっぱり美肌キープ=ビタミンCなんですね。目安としては1日にどのくらいの量を摂るのがベストなんですか?「厚生労働省が奨励している1日の摂取量は、成人女性だと75mgですが、これは健康を維持するための最低量。人によって違いはあるものの、1日に1000mgは摂りたいところですね。医師によっては、便が緩くなるくらいの量を摂りましょう、という先生もいるほどです」(藤井さん)。

1000mgも! これは、レモン50個分に相当する量です。そんなたくさんのビタミンC、毎日の食事だけで摂取するのは難しそう。「そんな方には、サプリメントでの補給やビタミンCの点滴がおすすめです。体内に直接ビタミンCを摂り入れることで、紫外線に対する対抗力がつくんです。点滴は、高濃度ビタミンC療法学会の認定医がいるクリニックで受けてみられてはいかがでしょうか」(藤井さん)。

サングラス、帽子、日傘は、UVカット効果があるものを選んで

サングラスや日傘などの、ファッション小物で日やけ対策をしている人も多いと思うのですが、選ぶ基準はありますか?

「サングラスはレンズの色の濃さはあまり関係ありません。『UV対策用』との表記があれば、レンズの色が薄くても十分UVカット効果はあります。さらに大きめのサングラスだと、頰まで覆うことができますよね。頰はシミになりやすい部分だけに、強力な予防効果になりますよ。

ちなみに、『目から紫外線が入って、それがシミの原因になる』という説がありますが、それはマウス実験のみで確認されていることだそうです。現段階では人では確認されていません。とはいえ、紫外線が目に深刻なダメージを与えるのは事実です」(藤井さん)。

そうなんですね。サングラスは目の周囲の皮膚や頰の日やけの予防もできるので、かけるに越したことはなさそうです。帽子や日傘も選び方はサングラスと同じですか?

「そうですね。帽子も日傘も、UVカット効果のある素材が使われているもの選ぶようにしましょう。日傘の内側までUVカット効果が施されているようなものもありますよね」(藤井さん)。

 

 

日常生活でも紫外線をシャットアウトする心がけを

「なんだかんだ言っても、これが直接的で有効」と藤井さんが語るのは、むき出しになった腕や首元を衣服で覆うこと。カーディガンやストールなどで、物理的に紫外線をシャットアウトすれば、紫外線がダイレクトに肌に降り注ぐのをカットできます。「あと、ヘアはダウンスタイルがおすすめ。首の後ろはうっかり日やけしやすい部分。暑いと髪を結びがちですが、ダウンスタイルにして首の後ろを隠すと、紫外線から守ることができるし首が冷えるのも防げます」(藤井さん)。

「生活スタイルでは、室内や電車では窓際を避けることを意識して」 と話します。「UVA波は、ガラスも通過するので、窓際に長時間いることは避けましょう。外出時はなるべく日陰を選んで歩きましょうね」(藤井さん)。

お風呂で代謝を上げて、角質を取りすぎないように

外側からのアプローチの他に、ボディケアでできるUV対策もあるようです。「暑い夏は、ついシャワーで済ませたり、冷たい飲み物を多く摂ってしまい、代謝が落ちがちです。代謝が下がると、メラニンの排出がスムーズにいかず、紫外線ダメージがいつまでも肌に残ってしまうんです。暑い夏こそ、湯船に10分は浸かり、巡りのよい体をキープするようにしてくださいね」(藤井さん)。

「あともう1点。ボディケアで大事なことは、角質ケアをしすぎないこと。角質を取りすぎて角層が薄くなると、紫外線ダメージを直接的に受けやすくなります。ゴワつくから、といって角質ケアを頻繁にしすぎず、週1〜2回夜に行うようにしましょう。顔剃りも、うぶ毛と一緒に角質も取れてしまうので、やりすぎないように」(藤井さん)。

紫外線から肌を守る方法は、日やけ止め以外にもたくさんあることがわかりました。さまざまなアイテムやテクニックをシーンに合わせて取り入れ、うっかり焼けのない、自慢の美肌をキープしたいものですね。

 

 

<取材協力>藤井優美(ふじい ゆうみ)さん

美容業界歴25年。美容専門編集プロダクション「dis-moi」主宰。美容専門誌、女性誌の美容記事の企画・制作・執筆をはじめ、コメンテーターやアドバイザー、セミナー講師として活動。元エステティシャンという経歴を生かし、コスメ開発やエステアドバイスも行う。

 

 

 

Text:Tomoko Minagawa