Skincare & Bodycare スキンケア・ボディケア

デコボコ肌はもうイヤ!大人のセルライトケアですっきりなめらか美脚

2017.11.24

ふと気づいたら、太ももの裏側に凸凹のセルライトが!! 実はアラフォーは、セルライトが増加しやすいお年頃。タイツで隠せる秋冬のうちに、憎きセルライトをすっきりさせましょう。

 

 

脂肪細胞が肥大化して発生する「セルライト」

日本人女性の8割以上が悩んでいると言われるセルライト。肌表面がデコボコしてしまうセルライトは珍しくないトラブルですが、見た目が悪いのが気になってしまいますよね。

「セルライトは見た目の美しさだけでなく、冷えの原因のひとつとも考えられ、私たちの健康、ひいては心にまで影響を及ぼす存在です」と、All About「セルライト対策・ヘアケア」ガイドの余慶尚美さんは言います。

「本来、脂肪細胞は、女性らしい身体作りに必要なものです。しかし、その脂肪細胞に体内の余分な水分・老廃物・コラーゲン線維などが付着すると、脂肪が肥大します。そして、変形した脂肪細胞同士がさらに結びつき、肌の表皮を押し上げ肌表面に凸凹として現れ出てくるのがセルライトです。下半身は上半身に比べ老廃物が排泄されにくいため、お尻や太ももの裏側は特にセルライトが進行しやすいパーツです」(余慶さん)。

 

 

血行が悪いと、老廃物の「交通渋滞」が起きる

セルライトの原因は、肥大化した脂肪細胞とのこと。しかし、誰にでも脂肪はついています。
どういう場合に脂肪がセルライトになってしまうのでしょうか?

「ずばり、血行不良です。巡りのよい身体はまさに健康の基本。血液には、栄養や酸素などを全身の細胞に届け、また、不必要になったものを静脈やリンパ管で回収し排出する働きがあります。しかし代謝低下、ホルモンバランスや自律神経の乱れなどから血行不良になると、まるで交通渋滞のように、不要な水分や老廃物が前にも後にも進めず留まってしまい、セルライトができる大きな原因になります」(余慶さん)。

血行不良による冷えに悩む女性は多いですが、セルライトの原因になるとは驚きです! 40代以降になると、セルライトが増加してしまうのも、同じ血行不良によるものと考えられますか?

「血行不良はさまざまな原因で引き起こされ、特に自律神経と深くつながっています。アラフォー女性は、子育てや仕事など常に自分の時間や睡眠時間が充分に確保できないことで、ストレスが溜まり自律神経が乱れがち。その結果、血流やリンパの巡りが滞ってしまいます。

また、加齢による女性ホルモン分泌の低下や筋肉減少による代謝の低下などから、過剰な脂肪細胞が発生。その脂肪細胞が毛細リンパ管や毛細血管を押しつぶし、ますます、巡りが悪くなり負のスパイラルに陥ってしまうのです」(余慶さん)。

 

 

心まで悪影響を及ぼす!実は怖いセルライト

たしかにセルライトは気になりますが、洋服で隠れるからと放置してしまっている人も多いはず。

「セルライトは見た目だけでなく、心にまで悪影響を及ぼす怖い存在。前述したように、セルライトができる要因に自律神経の乱れがありますが、逆に、セルライトができることで自律神経や情緒の乱れにもつながることもあります。小さいことに思い悩んだり、イライラしたり、ONとOFFの切り換えが困難になっていくでしょう」(余慶さん)。

たかがセルライトと侮ることなかれ! セルライトは「できたら即、落とす」「作らせない」を心がけたいですね。

「ダイエットによって脂肪細胞を小さくすることで、見た目にはセルライトがなくなったようになります。ただ、できて何年も経ってしまうと固くなり、なかなか落ちづらくなってしまうので、できたらすぐにケアをしてあげましょう」(余慶さん)。

 

 

血行を促してセルライトをすっきりケア!

ダイエットをして体重は減ったのに、セルライトがなかなか落ちない......。セルライトを落とすポイントについて教えてください!

「セルライトはそもそも脂肪です。食事をコントロールしてやせるだけでなく、脂肪を燃焼させてエネルギーに代えることが必要です。有酸素運動(ウォーキングやジョギングでなくても、家事で小まめに動くだけでもOK)をしたり、筋量を増やすために筋力アップのトレーニングをしたりしましょう」(余慶さん)。

「また、セルライトの解消には血行を改善することが必須です。円筒状のストレッチポールや、筋膜リリース用のマッサージローラーによる筋膜リリースがおすすめです。太ももやふくらはぎなど、セルライトが気になるところに棒を当てて、コロコロと転がすだけと簡単。ラップの芯(少し効果は低くなります)でも代用できるので、空いた時間にぜひやってみてくださいね。

筋膜リリース後は血流がよくなっているので、さらにドライスキンブラッシングやストレッチ運動でリンパの巡りを改善して、老廃物を体外へ排出するのがおすすめです」(余慶さん)。

海外セレブも習慣にしている!?「ドライスキンブラッシング」

ドライスキンブラッシングは、世界的トップモデル ミランダ・カーなど海外のセレブたちも習慣としている欧米発の美容法だそう。

「2分間で20分間相当の有酸素運動の効果があると言われています。セルライトの原因になる脂肪細胞は、皮膚からわずか数ミリ下という近いところにあり、強い力は必要ありません。乾いた状態の皮膚をそっと優しくストレッチするイメージで専用のブラシ(ドライボディブラシ・ドライブラシという名称で、ネットなどで購入可能。肌はデリケートなので、専用のブラシをお使いください)を使い、流れに沿ってブラッシングしていくだけでOKです」(余慶さん)。

全身をブラッシングする場合は、必ず乾いた肌の状態で上半身からスタートし、下半身の順番で行います。時間がない場合は、気になる部位だけでも行いましょう。

リンパや血管が通るそけい部もマッサージ

1. 鎖骨から上のデコルテは、鎖骨に向かって上から下へ。
2. 鎖骨からヘソの間は、ワキの下へ向かって下から上へ。
3. そけい部分へ向かって、へそ下は上から下、そけい部分より下は下から上へ。

 

 

特に太もも裏やお尻の堺目からお尻にかけてはセルライトがつきやすく、皮下脂肪も厚いので強めにブラッシングしたり、回数を多くしたりしても大丈夫です。ブラッシングする方向は、太ももはお尻に向けて下から上へ、そして、お尻の部分はそけい部分に向けて内から外へ向けてブラッシングをしてください。

「毎日、入浴後に行うことで、巡りが改善されていくことが期待でき、セルライト予防、美肌効果も抜群です。ドライスキンブラッシングの後は、肌の浸透力も高まっているので、セルライト除去や血流の巡りに効果的なボディクリームなどを塗布してくださいね」(余慶さん)。

セルライトを作らせない!毎日の食事で簡単予防

マッサージに加え、毎日の食生活にも気を使いたいもの。甘い物や脂っぽい物の食べ過ぎは避け、よく噛んで消化機能に負担をかけない、寝る前には食べない、など基本的なことが大切だそう。

「身体を温め、精神もリラックスさせてくれる東洋のスーパーフード"なつめ"をチップスにした"なつめチップス"がオススメです。お通じを改善する食物繊維がごぼうの2倍以上、むくみを改善してくれるカリウムがバナナの3倍以上もあるんですよ」(余慶さん)。

できてからケアするよりも、作らせないのが一番! 血流アップや毎日の食生活で、セルライト知らずの美脚を目指しましょう。

<取材協力>美容コンサルタント 余慶尚美さん
(All About「セルライト対策・ヘアケア」ガイド)
「巡り」のスペシャリストとして、美容・健康に関わる分野で幅広く活躍中。2007年よりリンパドレナージュサロン「Flow」を経て、講演セミナーや執筆活動、美容や健康に関わる製品サービスなどのプロデュースを手掛けるなど美容コンサルタントとしても幅広く活動。日本人初の「大韓民国薬膳料理専門家」としてなども活躍中。

 

 

 

Text:Miki Umezu