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シミだけじゃない!実はコワイ、紫外線が原因で起きる夏の肌トラブル

2018.08.14

夏のスキンケアの定番は、日やけ止め&美白ケアという方が多いはず。でも「シミ対策だけに気を取られていると美肌を損なう様々な肌トラブルが勃発する可能性もあります!」と米肌ビューティープロデューサーの宇都宮己良子さんは言います。詳しくお話を伺いました。

 

 

夏の肌トラブルは「紫外線ダメージ=シミ」だけではない

そもそも、夏の強力な紫外線によって生じる肌ダメージは、シミだけではないと宇都宮さんは言います。実は、次のトラブルも紫外線が原因だそう。

【くすみ、ごわつき】

「紫外線を浴びると、肌はダメージを肌内部に侵入させないようにターンオーバーのスピードを速めます。その結果、肌の表面である角層を構成している角層細胞が積み重なってしまい、くすみ、ごわつきを招きます」(宇都宮さん)。

次から次に新しい角層細胞を作り出して、肌の表面を分厚くすることで、肌は紫外線から肌の内部を守ろうとしているんですね。角層細胞が積み重なると、その分、くすみやすくなるそうです。「一枚だと透明に見える食品用ラップも、重なると色がついて見えるのと同じです」(宇都宮さん)。
角層細胞が積み重なっていない理想的な状態(左)と、ターンオーバーが速まることによって、角層細胞が肌の表面に積み重なった状態(右)。角層細胞が積み重なると、角層が乱れてガサガサになる。
もっと詳しく「美肌カレッジ 皮膚のターンオーバー」

【キメの乱れ】

「紫外線を浴びて、次から次に角層細胞が作りだされるということは、一つひとつをきちんと作られる時間がないということで、作られた角層細胞は未成熟な状態だということです。未成熟な角層細胞は形が不揃いになるうえ、肌表面の凹凸が激しくなり、それが重なって積み上がるため、キメの乱れの原因になります。また、角層細胞が抱えている保湿成分であるNMFも、ターンオーバーの過程で同時に作られるので、ターンオーバーのスピードが速いとNMFの量も少なく、保湿機能の低い角層細胞が出来上がります。」(宇都宮さん)。

 

 

成熟した角層細胞はNMF(肌が自分で作り出している保湿成分)を充分備えているのに対し、未成熟な角層細胞はNMFが少なく形も不揃いになる。
もっと詳しく「美肌カレッジ ターンオーバーが速すぎると、角層細胞は未成熟な状態になる」

【毛穴の目立ち】

「通常、角層細胞は一定期間を過ぎると自然に剥がれ落ちます。ところが、未成熟な角層細胞は剥がれ落ちる機能も低下しているため、きちんと剥がれ落ちず、毛穴の中に落ちていきます。これにより、角栓ができ、毛穴が目立ちやすくなります」(宇都宮さん)。

 

 

①通常、角層細胞は古くなると自然と剥がれ落ちる。

 

 

②しかし、未成熟な角層細胞は、古くなってもなかなか剥がれ落ちない。

 

 

③その結果、きちんと剥がれ落ちない角層細胞が、ずるずると毛穴の中に落ちていき、角栓ができて毛穴が目立つ。

 

 

シミ対策だけをしていると、負のスパイラルに陥る!?

紫外線ダメージを受けることによって、角層細胞が積み重なると、実はさらに深刻な事態を招くと宇都宮さんは言います。

「角層細胞が肌の表面に積み重なっている状態では、表面の凹凸が激しかったり、乾燥していたりするせいで、ベースメイクがきれいにのりません。ということは、せっかく紫外線防止効果が高いベースメイクを使用しても、ムラになってしまうため充分な効果を期待できなくなるのです」(宇都宮さん)。

つまり、シミ対策ばかりに気を取られて、積み重なった角層細胞を放置していると「角層細胞が積み重なっているため、皮膚表面の凹凸が激しい→ベースメイクがのりにくい→紫外線対策が不十分になる→UVダメージを受ける」という、負のスパイラルに陥ってしまうのです!

 

 

シミ、くすみ・ごわつき、キメの乱れ、毛穴の目立ちを丸ごとケアするお手入れ

「夏のお手入れで大切なのは、とにかく乾燥させないことです。乾燥なんてしていないと思われるかもしれませんが、夏の肌は、肌の水溶性のうるおい成分が汗と一緒に流れてしまうことで、インナードライになりやすくなります。『汗をかいたら肌が乾く』と肝に銘じてください。

また、先ほどもお伝えしたように、角層細胞が紫外線ダメージを受けることで、うるおいを保持した角層細胞が作られず、肌内部の水分量が不足しやすくなります。だからこそ、夏も美肌をキープするためには、化粧水+クリームという基本の保湿ケアが大切なのです」(宇都宮さん)。

夏の肌は、汗や皮脂でベタついているため、「うるおっている」と思いがちですが、実際は、汗をかくことによって肌のうるおい成分が流出して、乾燥状態にあるというのは驚きです。他の季節同様、化粧水で水分を与えて、クリームで油分を与えるという保湿ケアが大切なんですね。日やけ止めや紫外線防止効果の高いベースメイクを肌にピタっと密着させて、適切に紫外線対策をするためにも、基本の保湿ケアは重要だと言えそうです。

「とはいえ、どんなに紫外線対策をしっかりしていても、猛暑は紫外線の影響をどうしても受けやすい環境にあります。くすみ・ごわつき、キメの乱れ、毛穴の目立ちなどが気になったら、紫外線ダメージが肌に蓄積しているサインです。いつものお手入れだけではなく、スペシャルケアで一気に肌状態を元に戻しましょう!」(宇都宮さん)。

【紫外線ダメージに負けない! 夏のスペシャルケア】

1.肌潤化粧水をコットンで肌につけます。乾燥が気になるところには重ねづけをしましょう。
2.肌潤ジェルクリームをたっぷりつけます。クリームの厚みで白く見えるくらい膜厚につけるのがポイント。
3.時間を空けずにクリームが肌に残っている状態で、ローションマスク(肌潤化粧水を含ませたもの)を肌にのせて、手のひらで軽くおさえます。
4.約5分後、マスクを外して肌潤ジェルクリームを基本量つけます。
5.ハンドプレスをして終了です。

 

 

 


「肌潤ジェルクリームは、水溶性のうるおい成分が多く配合されているため、とてもみずみずしいテクスチャーです。ジェルクリームがなじむ前にローションマスクで密封することで、水分が皮ムケをほぐし、硬くなっている肌をほぐす効果が高まります。また、ローションマスク後に再度塗布することで、前につけたクリームと化粧水が、グッと肌に浸透していく感じがします。最後のクリームも肌にピタッと密着した感が、とても気持ち良いですよ!」(宇都宮さん)。

<おすすめのアイテム>
肌潤ジェルクリーム 40g 5,000円(税抜)

たっぷり配合された保湿成分が、素早く肌になじんで、ぷるぷるの肌に導きます。さっぱりみずみずしい感触だから、ベタつきが気になる夏にぴったり。

 

 


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